韓国の小学校の運動会に初めて参加してきました!
日本の運動会といえば、徒競走やリレー、ダンスに組体操。
何週間も前から練習して、本番に向けて準備を重ねるイメージがありますよね。
私は運動が苦手だったので、「運動会、雨にならないかな〜」と心の底から願っていたタイプ(笑)
結局、雨が降ったことはなかったけれど、実際に参加すると楽しいのが運動会です。
そんな私が初めて体験した韓国の小学校の運動会。
実際に行ってみると、日本とはいろいろな違いがあってびっくりの連続でした!
ちなみに、息子の通う学校は小規模校。
学校の規模や方針によっても違いはあると思いますが、今回はわが家が体験した韓国の運動会の様子をご紹介します!
午前中で終了!給食を食べて解散
まず驚いたのが、運動会が午前中で終わること。
時代は変わりましたね(苦笑)
私の小さい頃は、お弁当持参で一大イベントという印象でしたが、今回の運動会は、午前中で競技がすべて終了。その後は普通に給食を食べて解散という流れでした。
お弁当の準備はいらないし、朝から夕方まで予定を空けておく必要もない。
親としては、負担なく参加できてありがたかったです。
もちろん学校によってスタイルは違うようですが、ひと昔まえの運動会に慣れている私にはとても新鮮でした。
プロが仕切る!盛り上げ上手な運動会
今回は体育館での開催でした。
屋内なら天候や空気の状態に左右されにくいというメリットがありますが、外でやるものだと思っていた私としては不思議な感じも……。
そんな屋内ならではの環境の中で、もうひとつ驚いたのが、運動会の進行を外部のイベント会社がまるごと担当していたこと!

司会者がマイクで会場をグイグイ引っ張り、補助スタッフも一緒になってイベントを進めていきます。
子どもたちだけでなく、保護者もどんどん巻き込んでいく手腕は見事なもの。
先生たちが中心になって進行する日本の運動会とは違い、保護者にとっても「学校行事を見に行く」というより、「一緒に参加してイベントを楽しむ感覚」に近いかもしれません。
保護者も本気!本気すぎる競技の数々
韓国の運動会で、いちばん衝撃だったのが保護者の参加率と「本気度」です。
まず登場したのが、たくさんの風船を軽いボールで割っていく「風船割り」。
さらに、生徒と保護者が一緒になって戦うチーム対抗の「大玉転がし」もありました。

事前に「誰が出る」と決まっているわけではなく、「参加したい保護者の方、出てきて〜!」という流れで、気づけばほぼ全員が立ち上がって参加していくこの雰囲気!
私は最初から参加するつもりなんて毛頭なく、観客席に座ってやり過ごそうとしましたが、遠くから「〇〇お母さん!」と何度も呼ばれることに(笑)
周囲からは「子どものために親が頑張らなきゃ!」と言われましたが、みんなが転んでケガをしている姿を見て、「無理しなくてよかった……」と心から思ったのでした。
(少し前に捻挫して治るのに時間がかかったので、これ以上ケガしたくなかったというのが本音で 笑)
親まで主役になって全力で楽しむ、それが韓国スタイルなんですね。
運動会なのにダンスが主役!?
そして、今回いちばん印象に残ったのが「ダンス」。
とにかくダンスが重要!
外で行われる運動会でも校外にK-POPの大音量が響き渡っているのをよく耳にしますが、生徒も先生も保護者も、参加者みんなで音楽に合わせて踊りまくります。
しかも、ただ楽しむだけではありません。
競技の前にダンスがあり、例えば「靴投げ」の競技なら、ダンスが上手な人には「ちょっと前に出て投げられる」という小さな特典がつくことも。運動会なのに、ダンスの実力がものをいう場面があるんです(笑)
さらに、ダンスバトルまで開催され、ノリノリで上手だった人には景品が贈られる仕組みになっていました。
今は違うのかもしれませんが、足が速い子が主役になりがちな日本とは違い、「ノリが良くて場を盛り上げられる人」が輝けるのも、K-POPの国ならではのエンタメ気質かもしれません。

ここで気になるのが、その景品。子どもたちはお菓子セット、保護者への景品は……キッチンペーパー(笑)
舞台の上には山のような2つ入りのキッチンペーパーが!
競技の前後にあれだけ踊って、手に入るのが日用品というのも実用的で素晴らしい(笑)
お父さんやお母さんたちは、キッチンペーパーを目指してものすごく頑張っていました!
大盛り上がり、でも勝敗はどこへ?
運動会の花形といえば、やっぱり徒競走……ではなく、リレー!
みんな一生懸命にバトンを繋ぎ、会場は大盛り上がり! なのですが、ここで最後に大きな疑問が残りました。
途中で「おっ、靴の紐が解けてるよ!」と、足の速い子に声をかけて、ゆっくり走るように促す司会者。
「それって勝負としてどうなの?」と思いつつも、差がつきすぎないようにする配慮なのかもしれません(笑)
そんな感じで会場は大盛り上がりだったのですが、最後までよくわからなかったのが勝敗。
結局、どっちのチームが勝った!?
あんなに盛り上がったのに、勝敗がよくわからないまま終了(笑)
これもまた新鮮な驚きでした。
さいごに
実際に体験して感じた日韓のいちばんの違いは、やっぱり「主役と空気感」。
日本の運動会が、先生が中心となって子どもたちが練習の成果をしっかり発揮する晴れ舞台だとすれば、韓国の運動会は、プロのMCが場を引っ張り、保護者や先生も一緒になって全力で踊り、競技に参加する「大人も主役級のお祭り」のようでした。
息子に聞いたら、事前練習はリレーのバトン渡しだけだったとか(苦笑)。
韓国の運動会では、競技ごとに勝敗を競いつつも、みんなで一緒に盛り上がることも大切にされているように感じました。
一方で、日本の運動会にも素晴らしさがあります。
クラスや学年のみんなで力を合わせて、ひとつのものをつくり上げる。大変なこともあるけれど、その過程や本番での達成感は、子どもたちの心に残る大切な思い出になるのだと思います。
運動が苦手だった私は、当時は練習なんて少ないほうがいいと思っていましたが、違う国の運動会を体験したからこそ、あの練習にも意味があったんだなと、今になって感じます。
とはいえ、今回の運動会も競技ごとにみんな本気! それなのに、あれだけ盛り上がった最後のリレーでは、結局どちらのチームが総合優勝したのか分からないまま(笑)
日本とはずいぶん違うけれど、こういう運動会もあるんだなぁと、新鮮な発見がいっぱいの一日でした。


