長年、化粧では隠しきれなくなってきた頑固なシミやそばかすをどうにかしたいと思い続けて数十年。
育児疲れも重なり、肌のコンプレックスが自信を奪っていた私ですが、ついに出資者である夫の協力を得て、人生で初めてシミ・そばかすの除去に挑戦してきました！
韓国には数えきれないほどの美容クリニックがありますが、私が選んだのは、コストパフォーマンスの良さと施術満足度の高さで韓国マダムたちに支持されている、地元密着型の人気美容皮膚科。
ボトックスやレーザーなど多彩な施術を提供しており、ソウルを中心に複数の支店があるため、初めてでも安心して通えるのが魅力です。
観光客向けのクリニックではないため、料金はあくまで参考程度になるかもしれませんが、実際にカウンセリングを受けて相談してきた施術内容や費用について、リアルな体験をレポートします。
シミには「ハイブリット治療」が効果的
予約して訪れたため、待ち時間もなく診療室に通され、すっぴんの顔を見せてすぐにカウンセリングがスタートしました。
さすがはプロ。パッと顔を見ただけで、どのような治療が必要か把握している様子でした。
まず聞かれたのは、施術の目的と予算、そして「1回で済ませたいか」「複数回に分けてしっかり効果を出したいか」という点。
こちらのクリニックは料金を公式サイトに明確に記載しており、よくある「要相談」タイプのクリニックのようなセールストークや勧誘は一切ありません。そのため、安心して率直に相談することができました。
私も夫（出資者）もシミ取り治療について詳しい知識がなかったため、私の肌の状態を見ながら適切な施術をいくつか提案してもらいました。
その中でも特におすすめされたのが、「ピコトーニング」「IPL」「スキンブースター」の3つを組み合わせた“ハイブリッド治療”です。
この治療法は、顔全体のシミやそばかすを効率よく改善するのに適しており、くすみの除去、美白、さらにはシワ改善にも効果が期待できます。
1回でもある程度の変化は実感できるそうですが、満足のいく仕上がりを求めるなら、5回～10回以上に分けて少しずつ施術を行う方が良いとのことでした。
どの程度まで肌を改善させたいかによって施術の選び方は変わりますが、1つの施術を単独で行うよりも、複数のアプローチを組み合わせた方が明らかに効果は高いそうです。
私の場合は、夫が予算を設定していたため、その範囲内で「ピコレーザー（濃いシミ向け）」と「IPL（細かいシミ向け）」を組み合わせたハイブリッド治療を受けることになりました。
シミ取りに効果がある3つの施術
◎深いシミ ◎そばかす ◎肝斑 ◎くすみ
ピコトーニングは、1兆分の1秒という非常に短いパルス幅をもつレーザーで、肌に蓄積した色素の粒子を細かく砕いてくれる治療法です。シミや色素沈着の緩和に非常に効果的で、特に肝斑やくすみにもアプローチできます。痛みはほとんどなく、ダウンタイムもほぼゼロ。そのため、忙しい方でも通いやすい施術です。
※1週間おきに5～10回の施術が推奨されています。
◎浅いシミ ◎そばかす ◎老人性色素斑 ◎赤ら顔 ◎しわ ◎たるみ
IPLは複数の波長の光を照射することで、浅いシミやそばかす、さらには赤ら顔やしわ、たるみにまでアプローチできる優秀な光治療です。特に「年齢とともに増えた肌トラブル」を総合的にケアしたい方におすすめ。施術後に赤みやピリピリ感が出る場合がありますが、大きなトラブルは少なく、ダウンタイムは約1週間ほど（個人差あり）。
※2週間おきに3～5回の施術がおすすめです。
☆最近大人気の施術！◎目的に合わせた肌質改善
スキンブースターは、肌悩みに合わせた専用アンプル（美容液）を皮膚の真皮層まで直接注入する最新の美肌施術です。保湿、美白、ハリ感アップなど、目的別に選べるのが魅力で、「今すぐ肌を変えたい！」という方にぴったり。施術後すぐに効果を実感できる即効性も大きなポイントです。
※1週間おきに5回以上の施術が推奨されています。
近年、韓国ではこの「スキンブースター」が人気を集めています。
高級な美容液を塗るのではなく、直接肌の中に“届ける”というアプローチに、私も正直驚きました。施術後の肌は、少し大げさに言えば“赤ちゃんのようなぷるぷる肌”に……！
もちろん少しお高めではありますが、その価値はしっかり実感できます。注目されている理由、納得です。
さまざまなアンプルの種類があり、私はその中から「シミ」に特化したものを選びました。
シミ取り施術1回の料金
「韓国の美容医療は安いらしい！」という話を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、それは噂ではなく、事実でした。
これまで全く未知の世界だった私も、実際に調べてみて驚いたのが、韓国の美容クリニックの料金設定。もちろんクリニックによって差はありますが、平均的には日本よりもずっとリーズナブルな価格で施術を受けることができます。しかも旅行者であれば**TAX REFUND（税金還付）**の対象にもなるので、さらにお得です！
今回は、私が実際に相談したクリニックの2024年11月時点のイベント価格を参考に、各施術の料金をご紹介します。
今回私が訪れたのは、特に安価で有名な皮膚科で、定期的にイベントも開催されており、初回体験はかなりお得な価格設定になっていました。
もし1回だけ体験してみたい、という方であれば、私も迷わず「ここがいい！」と思えるほどの良心的な価格。
ただし、このクリニックは観光客向けではなく、地元の韓国人をメインとした地域密着型のため、韓国語でのやりとりや紹介などが必要な場合もあります。
シミ取りセット15回の料金が破格ｗ
私のために予算を組んでくれた、優しい…いや、偉大な（笑）夫、本当にありがとうございますｗ
「1回である程度効果が出るなら、それで十分だからね」とお願いしていたはずが、いざ料金の話になると、スタッフさんとコソコソ話しながら電卓をパチパチ…。そして、「これで進めましょう」と決まったのが、なんと3種類の施術を15回コース（うち1つは5回）というフルセットプラン！
内容はこちら：
① ピコトーニング 15回
② IPL 5回
③ スキンブースター 15回
合計金額：1,463,000ウォン（約15万円）
正直、高い…！！
最初は「ちょっとシミを薄くできたらいいな」くらいの軽い気持ちで行ったのに、まさかのガッツリ治療に（笑）。我が家は普段、かなりの節約志向夫婦なので、これは予想外の展開でした。
とはいえ、ピコトーニングとIPLだけでも十分効果が見込める中、効果の高いスキンブースターまで入ったこのセット。1回あたりに換算すると約1万円程度で、しかも3つの施術を一度に受けられるなら、かなりお得であるのは間違いありません。
今回は、セット割引＋イベント価格＋初回体験価格などが複合的に適用され、半額近くのディスカウントをしていただけました。
シミ治療は、肌に強い刺激を与えず、少しずつ改善していくのが基本。
私のように頑固なシミやそばかすがある場合、短期間でパッと終わらせるより、しっかり回数を重ねていく方が満足度の高い仕上がりになるそうです。
最初は10回セットを提案されましたが、あとで追加するなら最初から15回まとめた方が割引率が高くてお得、とのことでこのプランに決定。回数に有効期限はなく、効果が出た段階で一度中断して、また必要なときに再開するという形でもOKとのことでした。
ちなみに…私は見逃しませんでしたよ、スタッフのお姉さんのニッコリ笑顔を（笑）
1回だけ体験して終わる人が多い中で、10分ほどの相談で高額セットを契約してくれた私を見て、とても嬉しそうでしたｗ
美容クリニックおすすめのシミ改善クリーム
お会計を待っている間、スタッフのお姉さんにそっと呼ばれ、「よかったらこれ、お使いください」と手渡されたのが、ジェナベールのメラケアインテンシブクリーム。
やっぱり売上に貢献したからだよね（笑）
これ以上の値引きは無理、というときに“モノで気持ちを返してくれる”のも韓国あるある。そういうときは、素直にありがたく受け取るのが◎（それが暗黙の了解ですｗ）
このメラケアインテンシブクリームは、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑える成分が配合された美白・透明感ケアに特化した集中クリーム。施術後のデリケートな肌にも使える処方で、肌のトーンアップやシミの沈着予防に効果があるそうです。
テクスチャーは軽めで、ベタつかずに肌になじむタイプ。
夜のスキンケアの最後に塗ると、朝の肌がなんとなくふわっと明るくなっているような…。まだ数回しか使っていませんが、「プレゼントでこれもらえたの、かなり嬉しい…！」というのが正直な感想です。
美容施術はもちろんですが、その後のホームケアも仕上がりに大きく影響するので、こういうクリニックおすすめのアイテムを試せるのはありがたいですよね。
さいごに
韓国に住んでいても、「ここだ！」と思える美容皮膚科を見つけるのは本当に難しいものです。
ネットの口コミも信じていいのか微妙で、実際に行ってみないと分からない…。そんな中、頼りになったのはやっぱりママ友ネットワークでした。
友人たちにいくつかクリニックを紹介してもらい、最終的に今回のクリニックに決めました。
決め手になったのは、公式サイトに料金が明記されていたこと。韓国の多くのクリニックは、電話で料金を聞いても「まずは来て相談を」と言われるのが普通。そんな中で、はっきり価格が提示されているのは珍しく、信頼につながりました。
さらに、ママ友の間での評価も高く、リピート率も高かったのが安心材料でした。
その低価格の理由はというと、基本的にセルフ形式というスタイル。メイク落としも洗顔も自分で、施術のたびに部屋を移動するという流れで、高級感はありませんが、その分、施術はスピーディーで丁寧。韓国ではこうした形態を「工場型クリニック」と呼ぶそうで、まさに“サービスを省いてコスパ重視”なスタイルでした。
クリニックの雰囲気は、まるで病院のようにサバサバしていて、30代以上の落ち着いた女性が多い印象。ただ、男性の利用者も約3割ほどいて、夫婦や親子で来ている方も数組見かけました。
みなさんすでにお肌が綺麗なのに、それでもお手入れを欠かさないという徹底ぶり…。やっぱり韓国は美容大国だなぁと改めて実感しました。
人気のクリニックだけあって、スタッフは常に小走りで忙しそう。待合もにぎやかで落ち着く雰囲気ではないですが、待ち時間はほぼゼロ、施術もあっという間。「ちょっとコンビニ行ってくる」くらいの感覚で、美容皮膚科に通うのが、韓国の当たり前なんですね。
長年、「皮膚管理どうしようかな…」と悩んできた私。今思えば、悩んでいる時間こそがもったいなかった！もっと気軽に飛び込んでみればよかったと、本当に思います。
そんなわけで、ようやく始まった念願の肌管理。これから毎週しっかり通って、リアルなレポートをお届けしていきます！ 楽しみにしていてくださいね。
