4歳になった息子の定期歯科健診へ行くと、虫歯があると指摘されました。
早速レントゲンを撮ってみると、「早目に虫歯治療をしましょう」とのこと。
感覚過敏や不安の強い息子なので、何もない状態での治療は無理そうだと、後で記憶が残らない鎮静注射を使った治療をすることに。
韓国の虫歯治療は保険適用外が多いので、費用は高額!
歯科保険はあるそうですが、毎月支払いがあれば結局治療費と変わらないかも、、って感じ。
虫歯になりやすい子なら入っておいた方が良いと思うので、我が家も検討中です。
虫歯になった原因
ベビーの頃から歯磨きが大嫌いな息子なので、毎日あの手この手を使って歯磨きをしていましたが、しっかり磨けていなかった。
それに加え、保育園に通うまではスナック菓子なども普通に食べさせていたので、それも良くなかったと思います。
また、歯科で指摘されましたが、遺伝的に虫歯になりやすい弱い歯ということも原因のひとつ。
虫歯になりやすい人の4割~6割は、遺伝で決まるそうです。となると、我が家はアウトだなぁと(涙)
治療方法の選択。笑気治療、静脈内鎮静法とは?
見つかった虫歯は、下の奥から2番目の乳歯。
神経に達しているかいないかの虫歯で、「開けてみないと分からないけれど、銀歯で被せることになる」と言われました。
神経まで虫歯は達していなかったけれど、先生の判断で銀歯を被せることに。
韓国では未だ銀歯治療が普通なのかもしれません。
銀歯治療は、通常の虫歯治療より時間が掛かります。
何度か通って分かったことですが、韓国の歯科の虫歯治療は1回~数回で終わるように計画を立てるので、幼児で虫歯が数か所ある場合は、負担を減らすため、笑気治療や静脈内鎮静法(または全身麻酔)を勧められることがあります。
日本で虫歯治療をするときは、何度も歯科に通った記憶がありますが、韓国は何でも「早く早く!」文化ですから、通い続けることのないように短い期間で治療が終わります。
以下、私調べですが、治療法のご参考に。
どちらも、歯科治療に対する恐怖感があったり、痛みに敏感な人に向く治療法です。
一応、笑気治療も試してみた
まだ幼い息子がトラウマになるのが心配だったので、静脈内鎮静法で治療することにしましたが、もしかしたらできるかも?と、1回目は「笑気治療」にトライしてみました。
が、感覚過敏のある息子は、笑気ガスが出るマスクを鼻に付けるだけで泣き出したのでこの治療はできず、その日は帰宅。
身体を固定して無理やり治療することもできますが、あの雰囲気でとても治療はできない。。
韓国の子ども歯科に数か所行ってみましたが、どこも診察台で愚図る子どもに、あまり長い時間を掛けない印象。
短い時間で子どもをその気にさせてくれる歯科もあるので、今後も定期健診で通うことを考慮すると、歯科の雰囲気やスタッフとの相性もよく見て歯科選びをしたいですね。
鎮静注射を打って、いざ虫歯治療へ
夫も付き添い、まずは嘔吐防止の薬を飲み、続いてお尻に鎮静注射を打ちました。準備だけで大変(汗)
息子は緊張のせいか薬のせいか、効果が現れるまでの待ち時間に、3回もトイレに行きました。
治療が始まっても、意識はあるので暴れる暴れる(汗)
多分無意識だと思いますが、嫌なことをされていると分かっているので、1時間ほどの治療でしたが、ずっとギャーギャー泣いていて、最後は声が枯れていました。
夫が付き添っていたので、私は近くの別室で待機。
泣くのは仕方ないので、心を「無」の状態にして終わるのを待ちました。
あぁ、こんなこと前にもあったなぁ、、飛行機でのギャン泣き事件とか思い出したりして。私がどうにもできないときは、もう心を無にして待つしかないときがたまにあります。
繊細さや敏感さに悩む親御さんでなくても、子どもを歯医者さんに連れていくのって大変ですよね、、ホント、お疲れ様です(苦笑)
今回、神経治療はしない虫歯治療でしたが、銀歯を被せるのに時間が掛かったようです。
治療が終わったあとの息子は、、薬の効果で意識は朦朧としていてぐったり。
歩ける状態ではないので、簡易ベビーカーに乗せて帰宅しました。
虫歯治療費用と鎮静効果が切れたあと
今回の虫歯治療にかかった費用は、
治療費用(韓国にて):約40,000円(計2本:2本銀歯、鎮静注射込)
高くないですか??日本の歯科治療を知っている私としてはびっくりでしたよ。
よく海外留学等で、「虫歯治療は日本で済ませてから渡航しましょう」と言われますが、本当にその通り。
保険がきかない治療が多いので、海外での虫歯治療は注意が必要ですね。(在韓でも高いけど)
さて、帰る途中で眠っていた息子ですが、自宅に戻って目を覚ますと大暴れ!!
鎮静効果が薄れたのか、意識がもうろうとするなか、「家じゃなくて、約束していた車のおもちゃを買いに行くんだ!」ってギャン泣きの大暴れ。そういう記憶は鮮明なのね。
足元がふらふらするので、何度も転びながら家の中で、「おもちゃ!おもちゃ!」と、しばらく発狂していました。
麻酔効果。。いや、執念深い息子も怖すぎ(汗)
でも、治療中の記憶はないようです。
お尻に注射を打たれたまでは覚えていますが、その後の記憶がすっぽり抜けているようで、トラウマにならずに済みました。
さいごに
当たり前ですが、虫歯にならないようにすることが一番大切です。
私自身も虫歯で苦労してきたので十分わかっていましたが、息子の歯の弱さと歯磨き嫌いでどうにもならないこともあり、、でも治療は大変ですから、管理を怠らないように頑張ります。
4歳での虫歯治療は、少し大変かもしれません。感覚過敏や歯科が怖いと思っている子は特に。
5歳でも治療をしましが、子どもの理解度が全く違うので、あんなに嫌がっていた笑気治療もできるようになりました。フッ素塗布などで予防しながら、不安の強い子の場合は、少し成長するまで治療を遅らせるのも良いかもしれません。
ただ、幼児の虫歯治療については、「乳歯だからもうすぐ生え変わるし、治療しなくてもいいかな?」と考えがちですが、乳歯の虫歯は永久歯にも影響を与えるようですので、できれば治療はした方が良いそうです。
こうした理由からか、韓国では、たいてい早期治療を勧められます。
今後は、3ヵ月に1度定期検診+フッ素塗布をしてもらいながら、虫歯予防に努めていきます。
食事やおやつの与え方も影響はありますので、そちらも頑張らなければ。
歯の管理は大変ですが、親も息子も汗びっしょりで終えた初めての虫歯治療、とにかく無事に終わってよかったです。