【韓国の柔道教室】通わせてわかった!日本との違い&習い事としての魅力

韓国の柔道教室 暮らしと買いもの帖

韓国では、子どもの武道といえばやっぱりテコンドーが主流。
柔道教室を見つけるのはちょっと難しくて、しばらく近所をあちこち探していました。

そんな中、ふと目に入った「柔道教室オープン!」の貼り紙。
しかも新しく始まる教室とのことで、「これはチャンスかも?」とすぐに体験を申し込んでみることに。

初日に出迎えてくれた先生は、穏やかでやさしい雰囲気の方。
受け身の練習を交えながら、焦らず丁寧に教えてくれて、初めてでも安心してスタートできました。

息子は学校が終わってから、少し遅めの時間帯のクラスに参加しています。
その時間は小学生は数人だけで、あとは中高生のお兄さん・お姉さんたちがメイン。

年齢が違っても自然に声をかけてもらえたり、一緒に練習に混ぜてもらえたりと、異年齢のなかで過ごせるのも良い刺激になっているようです。

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🥋 韓国でよく見かける“武道系”の習いごとって?

韓国の街を歩いていると、武道系の習いごとの教室をいろいろ見かけます。

いちばん多いのは、やっぱりテコンドー(태권도)
「国技」として小さな子から大人まで習うのが定番で、どのエリアにも必ずと言っていいほど教室があります。

次に見かけるのが合気道(합기도)や柔術(주짓수)などの武道系。
体力づくりや護身術として人気があり、柔道と同じくらいの頻度で目にする印象です。

柔道(유도)や剣道(검도)は、数は多くないけれど、探せばちゃんと見つかるくらいには根づいている印象です。

私も最初は、「韓国の運動系の習いごと=テコンドー一択?」くらいに思っていたので(笑)、
いろんな武道があって、しかもけっこう真剣に取り組まれているんだなと、ちょっと驚きました。

そんな中、わが家はたまたま柔道教室とのご縁があり、通ってみることに。
日本人としては親しみのある武道ですが、「韓国ではどうなんだろう?」とちょっぴりドキドキしながらのスタートでした。

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韓国柔道教室の特徴|5つのポイント

実際に通い始めてみると、「あ、日本と似てるところもあるけど、ちょっと違うな」と感じる場面がいくつかありました。
ここでは、柔道教室に通わせてみて気づいた韓国ならではの特徴を、5つにまとめてみました。

① 練習時間に幅がある

練習時間は基本1時間ですが、学年が上がってくると、自然と2時間続けて練習する子が増えてきます。
「今日はもうちょっとやっていこうかな」と、本人のやる気や体力に合わせて調整できるのが印象的でした。

うちの息子はまだ低学年なので、1時間でサクッと帰っていますが、他の子たちはそのまま残って黙々と練習。
終わりの時間がきっちり決まっているというより、「やれる子はもう少しやっていこう」という雰囲気で、それぞれのペースを大切にしてくれているのがありがたいです。

② 昇級・昇段の審査がこまめにある

帯の色や進級のシステムは日本とほとんど同じだと思います。

写真は、柔道の昇級表。帯の色がちゃんと色分けされていてわかりやすいです。
韓国でも日本と同じように「白(8級) → 黄 → 橙 → 緑 → 青 → 茶(3,2級)」と進み、そこから段位に上がっていきます。

韓国の柔道教室の昇級表。帯の色がちゃんと色分けされていてわかりやすい

うちの子も、いまちょうど緑帯の手前で、「次の審査、合格できるかな…?」とそわそわ。
ちなみに、審査は2か月ごとでけっこう頻繁!
審査料も別で3,000円ほどかかりますが、審査前は練習も気合が入り、良いモチベーションになっている気がします。

ちなみに、道着の名札はもちろんハングル表記
最初は「おおっ!」と新鮮な気持ちになりました(笑)

③ 教室の名前に大学名がついていることが多い

韓国の柔道教室には、「〇〇大学 柔道館」という名前がよく見られます。
これは、先生がその大学の柔道部出身であることを意味していて、道場選びのひとつの目安にもなっているようです。

実際に道場を探していると、「龍仁大学出身」や「慶熙大学テコンドー学科卒」など、先生の出身大学をしっかりアピールしている教室がとても多い!

柔道やテコンドー教室でよく見るのは、「龍仁(ヨンイン)大学」「慶熙(キョンヒ)大学」など。
武道やスポーツに強い大学として知られていて、「あ、この先生すごそうだな」と思わせてくれるポイントにもなっています。

ちなみに、うちの先生も体育大学のご出身。
優しくて教え方も丁寧で、やっぱり経験のある先生だと安心感がありますね。

こういう“先生の経歴=教室の信頼感”という感覚は、日本ではあまり見ない文化かもしれません。

④ 柔道場の床は“畳”じゃない!?青いマットにびっくり

韓国の柔道教室でまず驚いたのが、床が畳ではなく、全面ブルーのマットだったこと。

最初はちょっと違和感もありましたが、実際に見るとすごく清潔感があって、明るい雰囲気。
子どもたちが思いきり動いても、しっかり衝撃を吸収してくれるので安心です。

青いマットが敷かれた韓国の柔道教室の練習風景

この「青いマット」は、韓国の柔道教室ではわりと一般的なんだそうで、
「日本とは違うなぁ」と、地味だけど印象に残ったポイントです。

⑤ 試合は希望制。無理なく挑戦できる環境

地域の大会や市の大会に出るかどうかは、あくまで希望制。
「やってみたい子が出る」というスタイルなので、無理なく挑戦できるのがありがたいところです。

教室内でも、試合形式の軽い練習(乱取り)が取り入れられていて、自然と実戦の雰囲気に慣れていけるような流れになっています。

うちの息子はまだちょっと試合に不安があるようですが、先輩たちの様子をじっと見て、技の流れを真似してみたりと、イメージを膨らませているみたいです。

「出てみようかな」と言い出す日が、いつか来るのかもしれませんね。そんな成長を、ゆっくり見守っていこうと思います。

柔道を始めて感じた、子どもにとってのメリット

柔道教室に通い始めてから、少しずつ息子にも変化が見えてきました。
最初は「続けられるかな?」と心配していたのですが、今では帰ってくるなり「今日はこんな練習したよ!」と、うれしそうに話してくれる毎日です。

まだ通い始めて間もないとはいえ、「あぁ、通わせてよかったな」と感じる瞬間がいくつもありました。

礼儀が自然と身につく

柔道では、練習のはじめと終わりにきちんと礼をするのが基本。
先生へのあいさつや、相手への「お願いします」「ありがとうございました」という言葉も、毎回自然に出てくるようになりました。

私が「ちゃんとあいさつしてね」と言わなくても、周りの雰囲気の中で覚えていくんですよね。
もちろんまだ完璧じゃないけれど、こうして日々の中で少しずつ変化が見えてくるのは、親としても嬉しいものです。

安全な体の使い方が学べる

柔道の最初の練習は「受け身」。
これは、転んだときにケガをしないように身を守る動きです。

実際、家でころんだときにも変な手のつき方をしなくなり、「あ、体で覚えてきてるんだな」と感じる場面がありました。

小さいうちからこうした“身を守る技術”を学べるのは、スポーツというよりも生活の中での安心につながる気がします。

集中力や体力が少しずつ育っている

最初の頃は、1時間の練習が終わると「つかれた〜」とへとへとだった息子。

それが最近では、最後まで集中して体を動かせるようになり、終わったあとも「今日はあの技ができたよ!」とうれしそうに話してくれる日が増えてきました。

ちなみに、技の名前は全部韓国語なので、私はまだついていけません(笑)。
でも、韓国人の夫は学生時代に柔道をやっていた有段者なので、ふたりで楽しそうに技をかけあったりしていて、ちょっとした親子の交流にもなっています。

地味な動きの積み重ねではありますが、「できた!」という小さな成功体験が、少しずつ息子の自信になってきているように感じます。

年齢の違う子たちと自然に関われる

息子が通っている時間帯は、小学生はほんの数人で、あとは中高生のお兄さん・お姉さんたちが中心。

でも、年齢が違うからといって気まずい雰囲気はなく、自然と声をかけてくれたり、「がんばってるね」と見守ってくれたり。
無理なく関われる距離感があって、息子も安心して通えています。

学校とは違う“縦のつながり”があるのも、柔道教室ならではの良さかもしれません。

さいごに|韓国で柔道を習わせてみて感じたこと

「韓国で柔道ってどうなんだろう?」
そんな軽い気持ちで始めた習い事でしたが、通わせてみて感じたのは──
日本の柔道に近い空気感と、韓国ならではの仕組みや文化が、意外とうまく混ざり合っていることでした。

たとえば、昇級のペースが早かったり、先生の出身大学が“信頼の目安”になっていたりと、日本にはないおもしろさも。
でもその一方で、礼儀を大切にする指導や、あたたかい教室の雰囲気には、日本と共通する安心感がありました。

中高生のお兄さんお姉さんたちが、勉強と両立しながら、真剣に柔道に取り組んでいる姿も印象的でした。
「韓国の学生=塾通いで忙しい」というイメージがあったので、毎日ちゃんと通って汗を流している姿には、ちょっと驚きつつ、なんだかホッとした気持ちにもなりました。

そしてもうひとつ驚いたのが、女の子の多さ!
「柔道をやると足が短くなるから…」なんて気にして敬遠する声もあるようですが(たしかに韓国らしい話ですよね笑)、そんな“噂”にとらわれずに、楽しそうに練習に打ち込む姿がとても素敵で。
「やりたい!」という気持ちをまっすぐに大事にする姿勢に、思わず応援したくなりました。

柔道は韓国ではまだメジャーな習い事ではないかもしれませんが、
日本人として身近な武道を、こうして息子が楽しんでくれているのは、やっぱり嬉しいこと。
少しずつでも自信をつけられる場所として、思っていた以上にいい選択だったなと感じています。

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