【韓国・仁寺洞】サムジギルと雰囲気のある韓屋カフェで楽しむ韓国伝統茶

韓国生活 おいしい韓国ごはんとカフェ

先日、日本からカワイイ姪っ子がソウル観光にやって来るということで、韓国でも有名な観光地「仁寺洞(インサドン)」へ会いに行ってきました。

私は観光客ではありませんが、子どもが生まれる前は、夫とよく仁寺洞を訪れていたものです。
とはいえ、家からは少し遠く、最近はすっかりご無沙汰していました。

コロナ禍の影響で観光客の数が激減し、お店の入れ替わりが少し見られたものの、通り全体の雰囲気は以前と変わらず、昔ながらの韓国らしい風情を味わうことができました。

今回の記事では、私が6年ぶりに訪れた仁寺洞の様子や韓国の伝統的家屋「韓屋(ハノク)」で味わう、雰囲気たっぷりの伝統茶カフェをご紹介したいと思います。

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「サムジギル」散策の途中で100円運勢占い

仁寺洞サムシギル
サムシギルは仁寺洞のランドマークのような場所。夜はライトアップされてもっとステキ!

四季折々の雰囲気に合わせて建物の装飾が変わる「サムジギル」は、いつ訪れても楽しい気分になれる場所です。
ここには、70店舗を超えるデザイナーショップが集結しており、手作りの雑貨、アクセサリー、工芸品などが並びます。

建物は地上4階建てですが、階段を使わなくても、スロープ状の通路をぐるぐる歩いていくと最上階まで行けるという、ユニークな構造になっています。

サムジギルには、ものづくり体験ができる工房もあり、観光客だけでなく、地元の若者たちのデートスポットとしても人気。週末になると韓国の若者たちでにぎわっています。

サムシギルの運勢占い
恋愛や年運などの運勢占いができる(無人ガチャ?)か

サムジギルで出会った100円ガチャ占い

そんなサムジギルをウィンドウショッピングしていたとき、「運勢占い」ができるガチャガチャマシンを発見!
姪っ子が興味津々で、さっそくトライすることに。

占いは3種類から選べて、

  • 恋愛運
  • 干支占い
  • おみくじ

の中から1つを選びます。

1回1000ウォン(約100円)ですが、まずは両替機で「専用コイン」に交換し、それを使ってガチャを回します。
(英語の説明が少し不完全なので、韓国語がわからないとちょっと戸惑うかも)

赤いカプセルの中には占いの紙が入っていて、かなり詳細な結果がぎっしり!
姪っ子は「干支占い」を選んでいましたが、1年分の運勢が月ごとに書かれていて、内容にも満足そうでした(笑)

手軽にできる占いも、旅の思い出に

今は翻訳アプリも充実しているので、韓国語の占いでも気軽に内容を理解できます。
観光のついでに、ちょっとした話題のネタや笑い話として、ぜひ試してみてくださいね。

【サムジギル(쌈지길)への行き方】
地下鉄3号線 安国(アングク)駅 6番出口より徒歩5分
住所:44 Insadong-gil, Jongno-gu, Seoul
公式HPsmartstore.naver.com

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夫もおすすめ!伝統茶カフェ「仁寺洞チャッチプ」

韓国の伝統茶を、伝統的な韓屋(ハノク)で味わえる、とっておきの韓屋カフェ。
それが、「仁寺洞チャッチプ」です。

こちらのカフェは、韓国人の夫が“お気に入り”と太鼓判を押す伝統茶屋で、
四季の移ろいを感じられる庭を眺めながら、ゆったりと韓国茶を楽しめるのが魅力。

「姪っ子と一緒にぜひ行ってほしい」と夫に勧められ、期待を胸に訪れてみたのですが……
なんと平日の昼間にもかかわらず満席!残念ながら中に入れませんでした(涙)

仕方なく、少し前に夫が(なぜか上司と)訪れたときの写真を拝借。
私も外からお庭だけはしっかり見てきましたが、静かで落ち着いた雰囲気がとても心地よく、ゆったりと時間が流れているような空間でした。

仁寺洞伝統茶屋
ハノクカフェの入口。手前の建物にはテーブル席がありました。広いカフェですね。
ハノクカフェの庭
仁寺洞伝統茶屋
中庭がステキ。こちらの席は床暖房がつく冬はあったかくて良いかも
仁寺洞伝統茶屋
飲み物の写真が上手く取れずスミマセン。かき氷とテチュ茶を注文。

韓国の伝統茶でひと休み

「仁寺洞チャッチプ」で夫が注文したのはパッピンス(韓国式かき氷)
夫の上司は、テチュ茶(なつめ茶)を頼んだそうです。

韓国の伝統茶は、いわゆる「漢方茶」とされ、健康に良いお茶として日常的に飲まれています。

先日は、義母が美容のために手作りしたテチュ茶を分けてくれました。
煮出すだけでなく、手間と時間をかけて丁寧に作るのが伝統茶の特徴です。

また、伝統茶はノンカフェインのものが多く、私も息子に薄めてよく飲ませています
特にうめ茶とゆず茶は甘くて飲みやすいのでお気に入りのようです。

私のおすすめ伝統茶

※すべて「仁寺洞チャッチプ」のメニューより

テチュ茶(約800円)|なつめ茶

10時間以上煮込んだ濃厚なエキスで、香ばしさと甘さが両立した、飲みやすい薬膳茶
ストレスの緩和、冷え性、アンチエイジングに効果があると言われています。

ゆず茶(約700円)

ビタミンCはレモンの3倍!甘酸っぱく、子どもにも飲みやすいお茶。
風邪予防や疲労回復におすすめです。

オミジャ茶(約700円)|五味子茶

「酸味・苦味・甘味・辛味・塩味」の5つの味が感じられる、五味子の実から煎じた甘酸っぱいお茶
頭痛、喘息、精神安定、二日酔いにも効果があるとされます。

メシル茶(約700円)|梅茶

梅の甘酸っぱさが広がる一杯。
抗菌作用・免疫力アップ・消化不良や腹痛の緩和などにおすすめ。


どのお茶も、韓国伝統茶の代表的なメニューとして根強い人気があります
このほかにも、

  • 生柿茶
  • かりん茶
  • しょうが茶 など

種類がとても豊富!
その日の体調や気分に合わせて選ぶのも、韓国ならではの楽しみ方ですね。

店名:한옥찻집(ハノクチャッチプ/仁寺洞チャッチプ) 
ジャンル:韓屋カフェ・韓国伝統茶専門店
アクセス
 地下鉄3号線「安国(アングク)駅」6番出口より徒歩約3分
 仁寺洞通り(インサドン通り)の小道に入った先にあります。
住所Googleマップ):9 Insadong 12-gil, Jongno-gu, Seoul
営業時間:毎日 12:00~21:50(ラストオーダー:21:00)
公式Instagram@hanok.cafe_insadong

  • 人気店のため平日でも混雑していることがあります
  • 静かで落ち着いた雰囲気を楽しみたい方は早めの時間帯の来店がおすすめです。

サムジギル近くにある伝統茶屋「水曜日(スヨイル)」

サムジギルの近くにある、落ち着いた雰囲気の伝統茶屋「水曜日(수요일)」
ここは、以前夫とよくデートで訪れていた思い出のカフェでもあります。

以前は1階もカフェスペースだったのですが、最近は2階のみの営業になっていました。
店内は、広々としたテーブル席高い天井が印象的で、ゆったりと過ごせる空間です。
この日(平日)は、お客さんの大半が韓国人で、観光地の中でも地元感を感じられるカフェでした。

仁寺洞伝統茶屋「水曜日」
メインの「仁寺洞通り」にある伝統茶カフェ。2階にあるので窓際なら賑やかな通りを見ながらお茶が楽しめる

窓際(テラス席)に座ると、仁寺洞の賑やかな大通りが一望できるので、とても気持ちがいいです。
静かな店内で伝統茶を楽しみながら、街の活気を感じることができるのも魅力のひとつ。

仁寺洞でかぼちゃシッケ茶
私はかぼちゃシッケ茶にしました。甘くて美味しい!

店名:수요일(スヨイル/水曜日)
ジャンル:伝統茶屋・韓屋カフェ(2階のみ営業)
アクセス:地下鉄3号線「安国(アングク)駅」6番出口より徒歩約5分
住所(Googleマップ: 2층, 23 Gwanhun-dong, Jongno-gu, Seoul
営業時間:平日 11:00〜23:00/週末 10:00〜23:00

タンホバクシッケ(かぼちゃシッケ)と韓国伝統菓子

韓国の伝統茶が初体験だった姪っ子は、飲みやすい「ゆず茶」をチョイス。
私は、やさしい甘さが特徴の「タンホバクシッケ(단호박식혜)」を注文しました。

シッケってどんな飲み物?

韓国ドラマのサウナ施設などでよく登場する「シッケ(식혜)」をご存知の方も多いかもしれません。
シッケは、麦芽粉とお米を発酵させて作った甘い伝統的な飲み物で、砂糖で甘みをつけ、冷やして飲むのが一般的です。

中には柔らかくなったお米の粒が入っていて、それも一緒に食べられます。
韓国では、食後やお風呂上がりに飲む習慣があり、特に夏に人気です。

私の義母もたまに手作りしてくれるのですが、
とても甘いのでカロリーがちょっと気になって少しずつしか飲めず…
その分は夫がせっせと代わりに飲んでいます(笑)

伝統茶と一緒に出てくる韓国伝統菓子「薬菓」

伝統茶を注文すると、たいていサービスで出てくるのが「薬菓(ヤックァ)」という韓国伝統のお菓子です。
これは、小麦粉・ごま油・はちみつ・シナモンを練って揚げた、ほんのり甘くて少ししっとりした揚げ菓子

最近はブームの影響で、ヤックァを使ったスイーツがコンビニでも見かけるようになり、2023年はちょっとした“ヤックァブーム”でした。

出てくるヤックァはミニサイズで食べやすく、伝統茶のおともにぴったり
甘さ控えめなので、初めてでもトライしやすいですよ!

ちなみに、大きなサイズの薬菓は旧正月などの名節(ミョンジョル)の際に欠かせない贈答用のお菓子
我が家にも毎年いただきますが、量が多くてなかなか食べきれない…というのが正直なところです(笑)

ハングル文字で書かれたスタバの看板

仁寺洞(インサドン)エリアでは、ローマ字表記のお店名をハングル表記にすることが義務づけられているため、
あのスターバックスコーヒーも、看板にはすべてハングル文字で書かれています。

初めて見ると「えっ?これがスタバ!?」と驚くかもしれませんが、
このエリア特有のルールによって、街の景観が韓国らしい統一感を保っているのです。

仁寺洞のスターバックス

看板をよく見ながら歩いてみると、コンビニ・パン屋・ハンバーガーショップ・化粧品店など
本来ローマ字で表示されるブランド名が、すべてハングルになっているのがわかります。

そんな違和感を探しながら散策するのも、仁寺洞ならではの楽しみ方のひとつ。
お気に入りのハングル看板を見つけて、写真に収めるのもおすすめです!

仁寺洞から明洞まで歩いてみよう!

ソウルの人気観光エリア「仁寺洞(インサドン)」は、かつて王朝時代の上流階級が暮らしていた地域でもあり、
今でもその名残を感じる昔ながらの韓国建築や伝統工芸品のお店が集まるスポットです。

仁寺洞のお土産屋さん

路地の奥こそ、宝の山!

メイン通りは観光客でにぎわっていますが、一歩路地に入ると迷路のような細い通りがたくさん!
けれど、そんな場所にこそ美味しい韓国料理のお店や、隠れ家的なカフェが点在しているんです。

大通りからは見えないのに、行列のできている人気店を偶然見つけることも。
歩くだけでも新たな発見があるのが仁寺洞の魅力です。

私のおすすめ散歩コース:「仁寺洞→明洞」

実は、仁寺洞から明洞(ミョンドン)までは徒歩でも行ける距離なんです。
地下鉄でも移動できますが、意外と乗り換えが多くて少し面倒
バスもありますが、観光客にはハードルが高く感じられることもありますよね。

そんなときは、歩いてみるのが断然おすすめ!

私も仁寺洞から明洞まで散歩するのが好きで、大通り沿いをまっすぐ進むだけなので迷いにくいし、最近は地図アプリも充実しているので安心です。

所要時間は20〜30分ほど。途中でお店をのぞいたり、写真を撮ったりしても、ちょうど良い距離感です。

さいごに

仁寺洞エリアは、有名な仏教寺院や歴史的建築が点在し、歩いているだけでも見どころが満載のエリアです。
歩道もきちんと整備されていて、ベビーカーやスーツケースでも安心して歩けるのが嬉しいポイント。

散策の途中で疲れたら、雰囲気のある韓屋カフェでひと休みしたり、
通り沿いに並ぶ屋台でちょこっと食べ歩きをするのも、韓国らしい旅の楽しみ方です。

「移動手段」ではなく、「旅の一部」として楽しむ。
仁寺洞から明洞までの散歩コースは、ソウルの魅力を肌で感じられるおすすめのルートです。

ぜひ、のんびり歩きながら、ソウルの街並みと日常にふれてみてくださいね。

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