韓国で野球観戦第2弾!
つい先日、韓国で初めてプロ野球観戦を体験しましたが、「他の球場の雰囲気も見てみたい!」という気持ちが高まり、早速、第2弾の観戦に行ってきました。
今回のカードは、SSGランダース(仁川) vs ロッテ・ジャイアンツ(釜山)。
人気球団同士の対決とあって、スタジアムの空気もピリッとした雰囲気!
SSGを応援するつもりでチケットを取ったのですが、どうやら自動振り分けでロッテ側の席になっていたようで…
席自体は見やすかったのですが、屋根がなくて日差しがなかなか厳しい!
しかも、SSGの応援グッズを持っていたので、SSG側へ移動することにしました。
ちなみにロッテファン、噂には聞いていましたが…熱量がすごい!!
想像以上の盛り上がりで、これもまた貴重な体験になりました。
SSGランダースってどんなチーム?
SSGランダース(Landers)は、韓国プロ野球KBOに所属する人気球団のひとつ。
2022年にはペナントレース(公式戦)と韓国シリーズの両方を制覇し、圧倒的な強さを見せつけました。
2024年シーズンは、現在5位とやや苦戦中ですが、依然として注目度の高いチームです。
この球団は、もともと「SKワイバーンズ」という名前で親しまれていましたが、
2021年に新世界(シンセゲ)グループが買収し、「SSGランダース」に改称されました。
「Landers」という名前の由来
SSGランダースの「Landers(ランダース)」という名前は、本拠地である仁川(インチョン)が仁川国際空港を擁する“空の玄関口”であることから、英語の「land=上陸する」にちなんで名付けられました。
球団の公式マスコットは、大型犬の「ランディ(Landy)」。
イタリア原産のカネ・コルソという犬種がモデルになっているそうです。
KBOの全マスコットをいろいろ調べたり、実際に球場で見たりしましたが、
個人的にはSSGの「ランディくん」が一番のお気に入りです(笑)
SSG=新世界グループのバックアップ
SSGランダースを保有しているのは、韓国財閥のひとつである新世界(シンセゲ)グループ。
「新世界百貨店」をはじめ、ホテル、不動産、建設、通信、さらには大型スーパー「イーマート」やスターバックスコーヒーの韓国内経営権も保有するなど、グループとしての経済規模は非常に大きいです。
まさにお金持ち球団といった印象で、選手層の厚さや施設の充実ぶりも納得です。
仁川SSGランダースフィールドに到着

地下鉄仁川1号線・文鶴競技場(ムナッキョンギジャン)駅から出ると、案内図があります。
この敷地内にある野球場が、SSGの本拠地「仁川SSGランダースフィールド」。駅から歩いて10分かからない場所にありました。

マスコットのランディくん登場!
外野入口近くにあるSSGのグッズ売り場。なんと入場制限が!

ランディくんグッズも豊富。マグカップ可愛い~!
入店してびっくり、キッズユニフォームなんと在庫限り70%オフ!もうシーズン終わるから??
さすが衣料や雑貨も扱う企業は太っ腹です。ほぼ全品大セールでした。
折角なので、息子のユニフォームと応援バッドを購入して入場します。

チケットを渡して、手荷物検査を終えて球場に入ります。
開放感バツグンの球場!座席バリエーションも豊富

仁川SSGランダースフィールドの座席数は、約28,000席。
スタジアムに足を踏み入れると、まず感じるのがその開放感!
私たちが訪れたのは、秋晴れの心地よい日。風もあって涼しく、観戦にはぴったりの気候でした。
ただし、屋根のない座席エリアでは日差しがかなり厳しいので、日傘や帽子は必須かもしれません。
この球場では、内野・外野ともにさまざまな座席タイプが用意されています。
たとえば――
- ゆったり座れるテーブル付きシート
- なんとサムギョプサル(韓国式焼肉)を焼きながら観戦できる席まで!
「観戦+グルメ+レジャー」が一体になったようなユニークな体験ができるのも、SSGランダースフィールドならでは。
基本的に食べ物の持ち込みもOKということで、若者グループがホールケーキで誕生日を祝っているのも見ました。
楽しそうでなによりw
韓国ならではの「楽しみながら観る野球」スタイルも良いものですよ!
愛犬と観戦もできる!グリーンゾーンの魅力

仁川SSGランダースフィールドといえば、超大型電光掲示板「ビッグボード」が有名ですが、もうひとつ注目すべきなのが、球場内にある「グリーンゾーン」という特別なエリアです。
このエリアは、SSGのマスコットが犬であることにちなんで、ワンちゃん連れOKの観戦スペースとして人気!
実際に行ってみると、愛犬と一緒に来ている家族連れがたくさんいて、とても和やかな雰囲気でした。
我が家もこの席を狙っていたのですが、なんと予約開始と同時に即完売!
やっぱり大人気のエリアなんですね…。
グリーンゾーンでは、芝生の上にピクニックシートを敷いたり、テントを持ち込んだりして、リラックスしながら野球観戦ができるとのこと、子どもが遊べるように屋根付きの砂場もあります。
仁川SSGランダースフィールドの名物グルメ
球場内にはいろいろなグルメが並んでいて、どれにしようか迷いましたが、
暑さでちょっと重そうだったので、今回はチキンをスルーして「クリームセウ」を選択!
この「クリームセウ」はこの球場の名物グルメのひとつらしく、なんと試合開始前にすでに売り切れ!やっぱり人気なんですね。
大きなエビの天ぷらに、甘めのクリームソースがたっぷりかかっていて、とても美味しかったです。
ただひとつ残念だったのは、そのソースにピリ辛要素が入っていたこと…。
辛いものが苦手な息子はほとんど食べられませんでした。
「辛そうに見えない」と思って注文しても、だいたいちょっとは辛いのが韓国あるあるですよね(笑)

試合結果と観戦の感想
この日の試合は、ロッテ・ジャイアンツが8-1で快勝!
ホームのSSGランダースは完敗してしまいました。
私が応援するチームって、だいたい負けるんですよね…(笑)
残念ですが、SSGはまだ5位をキープ中。
韓国シリーズ進出の可能性もあるので、これからの巻き返しに期待したいところです!
ロッテ・ジャイアンツの応援がすごい!
勝利を収めたロッテは現在7位と順位的には苦戦中ですが、応援の熱さはさすが!のひとこと。
日差しの強い屋根なしの内野席でも、誰も座らず、攻撃中はずっと踊って大声で応援!まさに元気いっぱい。
ロッテ・ジャイアンツの親会社は、日本のロッテマリーンズと同じ「ロッテ」。
本拠地は釜山(プサン)で、情熱的なファンが多いことで有名です。
雰囲気的には、日本の阪神タイガースのような存在かもしれませんね。
席の選び方とチケット料金
今回、ロッテ側の席は日差しが強すぎたので、途中からホーム側の内野席に移動して観戦。
実際、3階・4階席は空席が多く、皆さんわりと自由に移動している様子でした。(上位争いをしていないと空席が目立つことも多い)
息子は高い場所がちょっと怖かったようで、外野2階席くらいがちょうど良さそうだと感じました。
チケット代も手頃で、我が家は一塁側内野席で13,000₩(約1,300円)。
気軽に球場に行ける雰囲気が、若年層に人気の理由の1つかもしれません。
行けなかったスターバックス…
スタバの経営権を持つSSGの球場ということで、ここだけの限定ドリンクやオリジナルグッズがあるスターバックスが併設されていています。
とっても行きたかったのですが…すごい行列で断念。
試合前は特に混んでいるので、次回こそは、早めに行ってスタバも楽しみたい!と思っています。
早い時間にスタバに行くと、SSGの選手たちが普通にドリンクを注文したりしているようですよ!