子どものおやつって、どこまで気にしていますか?
私は息子が小さい頃、特に深く考えずに市販のスナック菓子や甘いお菓子を普通にあげていました。
子どもも喜ぶし、手軽だし、「みんなそんな感じだよね」と思っていたんです。
でも実際は、
など、少しずつ気になることが増えていきました。
そんな時、息子が通い始めた保育園で、“おやつ”に対する考え方が大きく変わりました。
そこでは、おやつは「楽しみ」というより、
体を育てるための“補食”という考え方だったんです。
出てくるのは、蒸したさつまいもやおにぎり、にんじんスティックのような、とても素朴なものばかり。
最初は正直、
「こんなので満足できるのかな?」と思っていました。
でも毎日そういうおやつに触れていくうちに、私のおやつへの考え方も、少しずつ変わっていきました。
この記事では、
を、実体験ベースでまとめてみたいと思います。
おやつを見直すきっかけになったこと
今振り返ると、以前のわが家のおやつは、かなり“普通”だったと思います。
市販のスナック菓子や甘いお菓子を、特に深く考えずに買っていました。
もちろん、毎日大量に与えていたわけではありません。
でも、「子どもってこういうものが好きだよね」と思っていたし、私もそこまで気にしていなかったんです。
ところが、少しずつ気になることが増えていきました。
甘いお菓子への執着が強くなったり、食べたい時に食べられないと癇癪を起こしたり。
さらに、虫歯治療でもかなり苦労しました。
小さい子どもの歯の治療って、本当に大変なんですよね。
泣いて嫌がる息子を見ながら、
「もっと早く気をつけてあげればよかったな…」と思ったのを覚えています。
そんなタイミングで、息子が“食”を大切にしている保育園へ通い始めました。
そこで初めて、
「おやつ=楽しみ」ではなく、
「おやつ=体を育てる補食」
という考え方に出会ったんです。
最初はかなり驚きました。
出てくるのは、にんじんスティックや蒸した芋、おにぎりのような、本当にシンプルなものばかりだったからです。
正直、「子どもって、もっと甘いお菓子のほうが嬉しいんじゃ…?」
と思っていました(笑)
でも、子どもたちは普通に食べている。
しかも、みんなとてもよく遊び、よく食べる。
その姿を見ているうちに、私自身も少しずつ、
「子どもの味覚って、育っていくものなんだな」
と思うようになっていきました。
園で出ていた、素朴なおやつたち
園で出されるおやつは、とてもシンプルでした。
蒸したさつまいも、じゃがいも、おにぎり、季節の果物。
にんじんスティックや、ゆで卵、小魚などが出る日もあります。
最初は、「こんなおやつで足りるのかな?」と思っていたのですが、不思議と子どもたちはよく食べるんですよね。
また、園では「素材そのものの味を知る時期」という考え方も大切にされていて、味つけはかなり薄めでした。
大人からすると少し物足りなく感じるくらいなのですが、子どもたちは意外と普通に食べていました。
息子も、入園当初は野菜をほとんど食べられませんでした。
にんじんなんて絶対無理。
葉物野菜もかなり苦手。
でも毎日そういう食事に触れているうちに、少しずつ食べられるものが増えていきました。
今では、ほとんど好き嫌いなく食べられるようになっています。
もちろん、最初から完璧にできたわけではありません。
帰宅後にお腹が空いている時は、小さなおにぎりや焼き芋をすぐ出したり、干し芋を常備したり。
“特別なおやつ”というより、
「体を落ち着かせるために食べるもの」
として、おやつを考えるようになっていきました。
一緒に作るおやつは、記憶に残る
園では、おやつを“食べるだけ”ではなく、子どもたちと一緒に作ることもありました。
たとえば、豆もちを作る日は、子どもたちが生地をこねて、豆をのせて、先生が蒸して仕上げます。
材料は、米粉と水、黒豆だけ。
本当にびっくりするくらいシンプル。
でも、そういうおやつの日って、子どもたちはすごく嬉しそうなんですよね。
「自分で作った」という体験があるだけで、普段は苦手なものでも食べてみようとしたり、
“食べること”そのものが、楽しい記憶になっていく感じがありました。
わが家でも、少しずつ一緒に作ることが増えていきました。
といっても、特別なお菓子ではなく、
そんな、季節の手仕事のようなものばかり。

完成まで時間がかかるものも多いのですが、
「まだかな?」
「そろそろ食べられる?」
と待っている時間も、子どもにとっては楽しいんですよね。
今振り返ると、幼少期って、
“すぐ手に入ること”より、
“待ちながら楽しみにすること”
を知る時期でもあったのかもしれません。

おやつを与えるときに、意識していたこと
園の先生から聞いて、印象に残っていることがあります。
それは、
「今日は何が食べたい?」と、
子どもに聞かなくても大丈夫、ということでした。
私は以前、「子どもに選ばせること=良いこと」だと思っていたので、最初は少し意外だったんです。
でも先生は、
「小さい頃は、大人が“これが良い”と思うものを準備してあげれば十分なんですよ」
と話していました。
もちろん、子どもの気持ちを無視するという意味ではありません。
ただ、おやつの時間まで“選択”だらけにしなくても、子どもはちゃんと安心して過ごせる、という考え方でした。
また、おやつの時間を毎日だいたい同じにすることも大切にしていました。
時間が近づくと、
「そろそろおやつの時間だな」と身体が自然に覚えていくんですよね。
今って、いつでも食べられるものが周りにたくさんあります。
でも、小さい子どもにとっては、
という流れを感じることも、大事な経験だったのかもしれません。
だからわが家でも、おやつは“ずっと食べ続けるもの”ではなく、
「身体を整えるための小さな食事」のような感覚を、
少し意識するようになっていきました。
できるだけ、
「いい子だったからお菓子」
「泣き止んだからお菓子」
みたいな使い方はしないようにもしていました。
おやつが“気持ちをコントロールする道具”になると、息子も欲しがり方が強くなってしまった気がしたからです。
子どもの味覚は、少しずつ変わっていく
韓国で子育てをしていて驚いたのは、赤ちゃん向けの離乳食やおやつが、かなり薄味だったことでした。
最初は、「こんなに味がしなくて食べるのかな?」と思ったのですが、
小さい頃からそういう味で育つと、それが自然と“普通の味”になるんですよね。
野菜スティックや、よく噛むおやつを取り入れている家庭も多くて、「幼児期の食事」をかなり大切にしている印象がありました。
…とはいえ、少し大きくなると意外と自由(笑)
小学生くらいになると、日本よりラフに色々食べている子も多くて、そのギャップも面白いなあと感じます。
でも、幼少期にどんな味に触れていたかって、やっぱりその後の“食べる土台”にはなっている気がするんですよね。
さいごに
以前の私は、「子どもが喜ぶから」という理由だけで、深く考えずにお菓子を選んでいました。
でも実際には、
など、気になることも少しずつ増えていったんです。
だからといって、「スナック菓子は絶対ダメ!」と言いたいわけではありません。
わが家も今は、お出かけの日にポテトやアイスを食べることも普通にあります(笑)
でもその一方で、味のないポン菓子や果物も今でも大好きで、よく食べています。
小さい頃に親しんだ素朴な味って、ちゃんと“好きな味”として残っていくんだなあと感じるんですよね。
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
にんじんスティックなんて絶対食べなかったし、園の給食も最初はかなり苦戦していました(笑)
それでも毎日の食事やおやつを少しずつ見直していくうちに、野菜や薄味にも抵抗がなくなり、甘いものばかり欲しがることも減っていきました。
今振り返ると、幼少期って、
「好き嫌いを直す時期」というより、
「いろいろな味を知っていく時期」だったのかもしれません。
急に完璧を目指さなくても大丈夫。
毎日の“当たり前のおやつ”を少し意識するだけでも、子どもの味覚って、本当に少しずつ変わっていくんだなと感じています。






