3歳から、テレビをつけない暮らしへ|“暇な時間”がくれたもの

テレビヤスマホに頼らない子育て 育児の悩み

「テレビって、やっぱり見せすぎない方がいいのかな?」
「スマホ育児って、このままで大丈夫…?」

小さい子を育てていると、一度は気になるテーマかもしれません。

わが家も以前は、家事の合間にテレビを見せたりして、ごく普通にデジタルに助けられながら育児をしていました。

そんなわが家が、3歳ごろから少しずつ“テレビやスマホとの距離”を見直すように。
きっかけは、自然遊びを大切にしている保育園に通い始めたことでした。

最初は正直、

「テレビなしなんて絶対ムリでは…?」
「毎日どうやって過ごすの?」

と思っていました。

でも数年過ごしてみて感じたのは、

幼少期って、“刺激を増やす”より、
“暇な時間”や“ぼーっとする時間”を残すことも大事なんだな

ということでした。

今回は、テレビを減らして感じた子どもの変化や、実際に大変だったこと、わが家なりの工夫について書いてみます。

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自然遊び中心の保育園で、暮らしが変わった

息子が通っていたのは、自然遊びや生活体験を大切にしている保育園。
毎日たくさん外で遊び、季節を感じながら過ごす園でした。

園ではテレビやスマホなどのメディアはできるだけ避ける方針で、最初はかなり驚きました。

でも子どもたちを見ていると、

  • 泥だらけになって遊ぶ
  • 木の枝や石を集める
  • 雨の日もレインコートで外へ行く
  • “何もない”ところから遊びを作る

そんな毎日。

特別なおもちゃがなくても、子どもってこんなに遊べるんだ…と、親のほうが驚かされました。

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デジタル以外の時間が増えて、感じたこと

テレビやスマホをほとんど使わない生活なんて、最初は正直「大変そう…」と思っていました。

でも数年続ける中で、息子の過ごし方や、家の空気が少しずつ変わっていったように感じています。

もちろん、「本好きになる!」「集中力が爆伸び!」みたいな劇的な変化があったわけではありません(笑)

でも、幼少期にこんな時間を過ごせたことは、あとから振り返ると大きかった気がしています。

外遊びが“日常”になった

時間があると自然と外へ。
公園、散歩、虫探し、水たまり、落ち葉拾い。

特別な遊びではないけれど、毎日しっかり身体を動かしていたおかげか、生活リズムも整いやすかった気がします。

「まず外に出る」が、わが家の定番になっていました。

「暇」から遊びを作るようになった

テレビがないと、本当に暇そうなんです(笑)

でも、その時間があることで、

  • 毛布で基地を作る
  • 積み木を並べる
  • 空き箱を電車にする
  • ぬいぐるみでごっこ遊びをする

など、自分で遊びを考えることが増えていきました。

完成された遊びよりも、
「どう遊ぼう?」
を考える時間が、幼少期には大事だったのかもしれません。

家の中が少し静かになった

テレビがついていないだけで、家の空気って意外と変わります。

絵本をめくる音、積み木の音、子どもの独り言、外の雨音。
そんな小さな音が聞こえるようになって、大人の気持ちまで少し落ち着く感じがありました。

“静かな時間”って、今の時代はかなり貴重なのかもしれません。

家事も遊びのひとつになった

ずっと親が遊び相手をするのは大変なので、家事も一緒にやるようになりました。

洗濯物をたたんだり、レタスをちぎったり、小さいほうきで掃除したり。

すると、
「今日はおそうじ係!」
「お料理やる!」
と、意外と楽しそう。

生活の中に自然と子どもが入ってくる感じが、私は結構好きでした。

家で掃除をする息子
スプレー片手に掃除(遊び)をしようとする息子

親子で過ごす時間が増えた

テレビがないと、なんとなく同じ空間で別々に過ごす時間が減ります。

一緒に散歩したり、絵本を読んだり、ただゴロゴロしたり。

特別なことはしていないけれど、子どもの小さな変化に気づきやすくなった気がします。

親のほうも、少し穏やかになった

意外だったのが、親側の変化。

テレビがずっと流れていると、気づかないうちに頭が疲れていたのかもしれません。

静かな時間が増えると、「早く!」「静かにして!」みたいな場面も少し減って、家全体の空気が落ち着きやすくなりました。

もちろん毎日うまくいくわけではないですが(笑)

“生活する力”が育っていた気がする

「本好きになる!」みたいな魔法は起きませんでした(笑)。

それよりも、6歳までのあいだにしっかり生活リズムを整えたことが、息子にとって“これからを生きるための土台”になっている気がしています。

たくさん遊んで、しっかり眠って、身体を動かして、暮らしの中で過ごす。

そんな当たり前の毎日が、幼少期には意外と大事だったのかもしれません。

わが家で自然と続いていたこと

「テレビなし育児」と聞くと、なんだかすごく大変そうに感じるかもしれません。
でも実際は、“頑張る”というより、
暮らしの流れを少し変えた、という感覚に近かったです。

もちろん毎日うまくいくわけではないし、親の余裕がない日は本当にしんどい(笑)

だからこそ、「完璧」を目指さないことはかなり大事でした。

ここでは、わが家で自然と続いていたことを書いてみます。

テレビは“見えない存在”にする

子どもって、目に入るものに自然と意識が向きます。

なので我が家では、

  • テレビに布をかける
  • リモコンを見えない場所に置く
  • つけっぱなしにしない

など、“存在感を消す”ことを意識していました。

完全に撤去しなくても、見えないだけで意外と気にならなくなります。
これはお菓子やおもちゃも同じかもしれません。

とりあえず外に出る

家の中で煮詰まると、親も子も苦しくなります(笑)
そんなときは、とにかく外へ。

公園に行かなくても、

  • 近所を散歩する
  • 雨の日に長靴で歩く
  • 石や葉っぱを拾う

それだけで、子どもの満足感って意外と高いんですよね。

特別な遊びを用意しなくても、“外の空気”が気分を変えてくれることが多かったです。

おもちゃを増やしすぎない

これは意外だったのですが、おもちゃが多すぎると、逆に遊び込まないことが増えました。

わが家では、

  • 積み木
  • 木のおもちゃ
  • 空き箱

みたいな、“遊び方が決まっていないもの”をよく使っていました。

橋になったり、おうちになったり、お店になったり。

同じものでも、その日によって遊び方が変わるのが面白かったです。

家事も一緒にやる

テレビがないと、「何して過ごそう?」となる時間もあります。
そんなときは、家事も一緒に。

洗濯物をたたんだり、野菜をちぎったり、小さいほうきで掃除したり。

「お手伝いして!」というより、
“一緒に暮らしている”感覚に近かったかもしれません。

子どもって、大人がやっていることを本当によく見ていますよね。

“ちょっとだけ”を作らない

幼児期って、まだ気持ちの切り替えが難しい時期。

なのでわが家では、

「今日はOK、今日はダメ」

をなるべく作らないようにしていました。

一度見始めると止めるのが大変なタイプだったので(笑)

その代わり、

  • 絵本を読む
  • 一緒に料理する
  • 外へ行く
  • 違う遊びを始める

など、“別の楽しさ”に自然と気持ちが向くようにしていました。

親もラクできる方法を探す

そして一番大事だったのはこれ。
親が無理をしすぎないこと。

正直、毎日ずっと子どもと向き合うのは大変です(笑)

だから、

  • 完璧を目指さない
  • 疲れた日は頑張らない
  • できる範囲でやる

をかなり大事にしていました。

「テレビを見せないこと」が目的ではなく、
子どもが安心して過ごせる時間を増やしたい
という感覚のほうが、わが家には合っていた気がします。

幼少期にしかできない時間がある

わが家は、「一生テレビなし・スマホなしで育てたい」と思っているわけではありません。
これからの時代、デジタルとうまく付き合う力はきっと必要になると思っています。

小学生になれば、ゲームやYouTubeの話題も自然と増えていくし、学校でもタブレットを使う時代。

だからこそ、幼少期くらいは、

  • たくさん身体を動かす
  • 五感を使う
  • 人とやり取りする
  • 暇な時間を過ごす
  • 季節を感じながら暮らす

そんな“ゆっくりした時間”を大切にしたいと思っていました。

暇な時間から生まれるもの

今って、大人も子どもも、常に刺激が多いですよね。
動画を見れば次々おすすめが流れてきて、暇な時間があるとすぐスマホを触ってしまう。

でも、小さい子どもって、本当は「何もない時間」の中で、自分なりに遊びや世界を作っている気がします。

枝を拾ったり、石を並べたり、水たまりをずっと見ていたり。
大人から見ると「そんなことで?」と思うようなことに、ものすごく集中している。

そういう時間って、幼少期ならではのものなのかもしれません。

幼少期に大切にしたかったこと

もちろん、早いうちから英語や勉強を始めることが悪いとは思いません。

でもわが家は、それより先に、

しっかり眠ること
外でたくさん遊ぶこと
安心して毎日を過ごすこと

を大切にしたいと思っていました。

もちろん、

  • 集中力が劇的についた!
  • 本好きになった!
  • 天才肌になった!

みたいな、わかりやすい“効果”があったわけではありません(笑)。

それよりも、6歳までのあいだにしっかり生活リズムを整えたことが、息子にとって“これからを生きるための土台”になっている気がしています。

小学校に入ると、勉強もデジタルも自然と増えていく。
だからこそ幼少期くらいは、急がずに、身体や感覚を育てる時間があってもよかったのかもしれません。

小さい頃の時間は残っている

同じ保育園に通っていた子たちは、今ではそれぞれ違う小学校へ通っています。
遠くから時間をかけて通っている家庭も多かったので、進む道はみんなバラバラ。

でも、たまに集まって遊ぶと不思議なくらい、みんな自然と同じような遊びを始めるんです。

木の枝を拾ったり、水の流れを見たり、虫を探したり。
ゲームがなくても、自分たちで遊びを作っていく。

小さい頃にたくさん外で遊び、ゆっくり過ごした時間って、ちゃんと身体に残るんだな…と感じます。

うまく言葉にはできないけれど、私はそんな幼少期を過ごせてよかったと思っています。

おわりに|急がせない幼少期

スマホやテレビとの付き合い方に、正解はありません。
完全にやめる必要もないし、「ちゃんとやらなきゃ」と頑張りすぎなくてもいいと思っています。

わが家も、最初からうまくできていたわけではありません。
疲れている日は余裕がなくなるし、親だって一人になりたい日があります(笑)

それでも振り返ると、幼少期に、

  • 外でたくさん遊んだこと
  • 暇な時間を過ごしたこと
  • 家族でゆっくり暮らしたこと
  • 生活リズムを整えてきたこと

そんな毎日の積み重ねは、息子にとって安心できる土台になっている気がしています。

今は早期教育やデジタル学習など、情報も選択肢も本当に多い時代。

だからこそ、
「何を与えるか」だけじゃなく、
「どんな毎日を過ごすか」
も、幼少期には大事なのかもしれません。

わが家のやり方が正解とは思っていません。

ただ、

「幼少期を少しゆっくり過ごしたい」
「自然の中でたくさん遊ばせたい」
「スマホ以外の時間も大切にしたい」

そんなふうに感じている方に、
「こういう選択肢もあるんだ」
と、少しでも参考になればうれしいです。

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