HSC(ひといちばい敏感な子)を育てる親にとって、「どんな学校がわが子に合うのか」というテーマはとても大きなものです。
私たちも入学前からたくさん悩み、最終的に少人数クラスのある小学校を選びました。
ここでは、入学からこれまでの息子の様子を振り返りながら、少人数クラスで実際に感じた安心感や課題についてまとめます。
入学当初の様子
入学したばかりの頃は息子は不安が強く、毎朝「教室に入りたくない」と泣き、
数か月のあいだは私が教室まで付き添い登校していました。
担任の先生は息子の気持ちを急かさず待ってくださり、クラスの子どもたちも自然に「一緒に行こう」と声をかけてくれるようになりました。
少人数だからこそ、息子のペースを理解しやすかったのだと思います。
少人数だからできたこと
クラスの人数が少ない分、どの子にも必ず出番があります。
授業では「発言の順番が回ってこない」ということがなく、息子も少しずつ声を出せるようになりました。
また、息子の小さな変化に周囲がすぐ気づいて対応してくれるのも安心できる点です。
ある日、休み時間に疲れて廊下でぼんやりしていた息子を、上級生が保健室に連れていってくれたり、教室が分からなくて一緒に付き添ってくれたこともありました。
異学年の交流も自然に生まれます。
入学初日からたくさんの在校生に声をかけてもらい、息子は戸惑いながらも嬉しそうな表情をしていました。
人数が少ないからこそ、学年を越えて遊ぶ機会が多く、上級生に助けてもらったり、逆に年下の子に教えてあげたりと、人との関わりを学べる環境になっています。
少人数ならではの課題
もちろん、良いことばかりではありません。
息子自身、「今日は遊ぶ相手がいない」と寂しそうに話す日もありました。
また、地域によっては統廃合のリスクも常につきまといます。
親として感じたこと
実際に少人数クラスに通わせてみて、「安心感が一番のメリット」だと感じています。
ただし、人数が少ないからといってすべてが解決するわけではなく、別の形の課題もあるのだと気づきました。
それでも、HSCの息子にとっては「安心して毎日学校に行ける」ことが何より大切です。
その土台があるからこそ、少しずつ挑戦したり、新しいことにチャレンジできるようになるのだと思います。
小規模小学校を選ぶときの注意点
少人数クラスや小規模校は、地域や制度によって事情が大きく異なります。
たとえば、息子の学校のように、日本にも「小規模特認校制度」があり、学区外からでも希望すれば入学できるケースがあります。
一方で、自治体によっては制度そのものがなかったり、募集人数が限られていて抽選になることもあります。
また、学校が近くにあれば問題ありませんが、遠方にある場合は引っ越しや付き添い登校が必要になり、家族の生活スタイルに大きな影響を与える可能性があります。
「安心して通える環境」の条件は家庭によって異なります。
希望する学校があれば、まず教育委員会や学校に問い合わせて、制度や入学条件を確認しておくと安心ですね。
まとめ
少人数クラスや小規模校は、HSCの子にとって安心できる環境を与えてくれる一方で、地域差や制度上の制約もあります。
私自身、制度や距離のハードルに迷いながらも「息子が安心して通えるかどうか」を軸に選びました。
完璧な学校はありませんが、親が納得して選んだ学校であれば、子どもも安心して一歩を踏み出せるはずです。
だからこそ、気になる学校があれば早めに情報を集め、実際に見学して確かめてみることをおすすめします。
最終的に「ここなら大丈夫」と思える環境を見つけられれば、それが子どもにとっても親にとっても一番の安心につながるのだと感じています。