韓国の唐辛子はこんなに種類がある!使い方・辛さ・収穫体験までまとめて紹介

唐辛子の種類と収穫体験 おでかけと旅行メモ

韓国の唐辛子は、赤くて辛いものだけでしょうか?

実は韓国では、緑や赤、辛いものからマイルドなものまで、驚くほどたくさんの唐辛子があり、料理や地域ごとに使い分けられています。

この記事では、韓国に暮らす私が実際に体験した唐辛子の収穫(コチュタギ)体験をベースに、 韓国唐辛子の種類、使い方、市販商品の選び方まで、まるごと詳しくご紹介します。

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韓国の唐辛子種類まとめ

韓国のスーパーでは、さまざまな唐辛子が販売されています。
色、形、辛さの違いを知ることで、自分の料理に合うものを見つけやすくなります。

韓国のスーパーでよく見かける主な唐辛子

  • 청양고추(チョンヤンコチュ)
     小さくてとても辛い唐辛子。料理に少し入っているだけでもピリッとします。
     使用例:スープ、炒め物のアクセントに
     🌶🌶🌶🌶🌶(激辛)
  • 오이고추(オイコチュ)
     「きゅうり味唐辛子」とも呼ばれる、まったく辛くない唐辛子。
     使用例:生食・サムジャン(味噌)をつけて
     🌶(ほぼ辛くない)
  • 꽈리고추(クァリコチュ)
     日本のししとうのような唐辛子。辛さにばらつきがあります。
     使用例:炒め物や醤油漬け(장아찌)に
     🌶〜🌶🌶
  • 풋고추(プッコチュ)
     未熟で緑色の唐辛子。シャキッとした食感。
     使用例:生食やチゲ、炒め物など
     🌶〜🌶🌶
  • 홍고추(ホンコチュ)
     完熟した赤唐辛子。乾燥させて粉にするのにも使われます。
     使用例:キムチ、ヤンニョム、チゲなど
     🌶🌶🌶
韓国のスーパーで販売されているクァリコチュ(左)とオイコチュ(右)。見た目は似ていても、辛さに違いがあります。

写真①: 左がししとう風の「クァリコチュ」、右が辛くない「オイコチュ」

左が赤く完熟したホンコチュ、右が小さくて辛さが強いチョンヤンコチュ。韓国でよく使われる代表的な唐辛子の一例。

写真②: 左が今回収穫した「ホンコチュ」、右が激辛「チョンヤンコチュ」

大型スーパーに行くと、乾燥したものも含め、もっとたくさんの種類の唐辛子に出会えます。
韓国では、唐辛子を料理ごとに使い分ける文化が根付いているんですよ!

色・辛さ・用途で見る!唐辛子の分類と選び方

唐辛子の違いは見た目だけではありません。
成熟度、色、辛さ、香りで使い分けがされます。

  • 풋고추(プッコチュ):未熟で緑色。爽やかで生食向き。
  • 홍고추(ホンコチュ):完熟で赤く、加熱や粉加工に適している。
  • 청양고추(チョンヤンコチュ):激辛。ピリリと強い辛みが特徴。

今回収穫した唐辛子は、ホンコチュです。
そして、激辛好きに人気なのが「チョンヤンコチュ」!

🔥 チョンヤンコチュの辛さレベル
見た目に反してかなり辛いので、慣れていない方は注意。
一見すると小さくて可愛いのに、油断して食べるとしっかり涙が出そうになることも。

私が食べられるのは、シャキシャキした食感の“オイコチュ”と呼ばれる、きゅうりっぽい味の唐辛子。
ただの野菜という感じで辛くないけれど、たまに辛いものが混ざっている場合もあって、毎回ドキドキしながら食べます(苦笑)。

それでも他の唐辛子に比べれば辛くないので、比較的食べやすいです。
韓国の焼肉屋さんでは無料おかずとして出てくることも多いので、どこかで出会ったらぜひ試してみてください!

▼辛さ控えめサムジャン。小学生の息子のお気に入り。
 サムジャンもブランドごとに辛さも違います。


このように、韓国では唐辛子=ただ辛いだけの野菜ではなく、料理に合わせた使い分けが文化として根づいているのです。

韓国では、「辛くない」と言われた料理でも十分に辛いことがあるので、慎重に選ぶのが◎。
個人的には、ピザもチキンも辛くないと言われて失敗した経験多数!(笑)

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私が体験した!唐辛子の収穫「コチュタギ」

夏のある日、私たち家族は山村で行われる「コチュタギ(고추따기)」に参加しました。

🌶️ コチュタギ(고추따기)とは?
韓国語で「コチュ=唐辛子」「タギ=摘む」という意味の言葉。
主に7〜9月にかけて行われ、地元ではキムチ用の唐辛子粉づくりのために欠かせないイベントです。

畑いっぱいの唐辛子は赤い宝石のよう

朝早く山村に到着すると、目の前には一面の唐辛子畑。
緑の葉の中に、真っ赤に熟れた唐辛子がずらりと並びます。

唐辛子の収穫体験。息子の手にはいっぱいの赤い唐辛子。

軍手をはめて、一つひとつ手で丁寧に摘んでいく作業。
「虫がたくさんいたらイヤだな~・・」と話しながら、かごいっぱいに収穫しました。

唐辛子の収穫体験で収穫したかご一杯の唐辛子たち。

グループで訪れていた他の家族と一緒にたくさんの赤唐辛子を収穫しました!

手作りのごはんで知る、地元の味

お昼ごはんは、地元のお母さんたちが用意してくれた手料理。

地元のお母さんたちが用意してくれた手料理。韓国の家庭料理そのものです。
  • じゃがいもとズッキーニのジョン(チヂミ)
  • ズッキーニのナムル
  • 卵焼き
  • えごまの葉の醤油漬け など

どれもこれも、素材の味を活かしたシンプルな料理。
市販の野菜とは違う、土地の力を感じる味でした。

お土産のえごま油

前日えごまの種子を絞って作ったばかりの「えごま油」を1瓶いただきました。

前日に作ってくれたえごま油をお土産にもらいました。

韓国料理に欠かせないごま油も有名ですが、ナムル(和え物)は、えごま油を使うと断然美味しく仕上がりますよ!

🥄 えごま油(들기름)とは?
シソ科の植物「えごま」の種子から作る植物油。オメガ3脂肪酸、ビタミンEが豊富。
香ばしく、韓国ではナムルやジョンの風味づけに使われる健康食材です。
ごま油は加熱向き、えごま油は非加熱がベスト。

豆腐づくりも体験。食べる前の手間を知る

午後は豆腐づくり体験。 大豆をすりつぶして、煮て、にがりを加えて、濾して、重しを乗せて…。
一つひとつの工程に時間と愛情が込められていて、きっと美味しいだろうな~と期待が膨らみます。

手作り豆腐体験の様子

出来上がった豆腐から出た白く濁った水、皆さんはどうしていますか?
地元の方いわく、豆腐と一緒に入れて料理しても美味しいそうです。

チゲなどのスープに入れたらコクが出て美味しくなるらしいので、私もやってみようと思います!

とても楽しかった体験ツアーが終了!とても充実した1日になりました。

いただいた唐辛子は、乾燥させたあと粉にしてコチュカルにしてみようかと考え中。
辛い物は苦手だけど、家族で収穫したものなのできっと美味しく感じるでしょう。

韓国旅行でも体験できる!おすすめの食文化ツアー

韓国に住んでいるからこそできる体験と思われがちですが、 外国人観光客でも「韓国の食文化に触れる体験」が気軽に楽しめます。

私もいくつか参加しましたが、特に料理関連は日常と違う“特別な体験”ができるのでオススメです。
以下は、日本から事前予約できる人気の体験ツアー。観光の合間にも参加しやすい内容ですよ!

たとえば、こんな体験があります:

▼ kkday より(日本語予約対応あり)

日本語対応・口コミ多数の人気プランが揃っているので、初めてでも安心。
1〜2時間で完結するものも多く、旅行スケジュールに組み込みやすいです。

まとめ:韓国の唐辛子は、種類も使い方もいろいろ

韓国の唐辛子って、赤くて辛いものばかりと思いきや、緑色でマイルドなものや、全然辛くない種類もあるんですね。

料理によってしっかり使い分けているのは、さすが唐辛子文化の国。
今回の収穫体験や料理体験を通して、「食べもののありがたさ」も改めて感じました。

旅行中でも体験ツアーを通して唐辛子や食文化に触れられるので、興味がある方はぜひ参加してみてくださいね!

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