韓国旅行でスーパーや市場を歩いていると、
「この果物、おいしそう!」
「韓国のお米を日本でも食べてみたい」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、果物や野菜、お米など植物に関係するものを日本へ持ち帰る場合は、植物検疫という手続きが必要になることがあります。
私も最初は「難しそう…」と思っていましたが、実際にやってみると意外とシンプル。
この記事では、韓国から日本へ植物性の食品を持ち帰る際の植物検疫について、手続きの流れや注意点を、実体験を交えながらご紹介します。
植物検疫って何?
植物検疫とは、海外から病害虫が日本へ侵入するのを防ぐための検査です。
果物や野菜、お米、苗木など植物に関係するものの中には、日本へ持ち込む際に植物検疫が必要なものがあります。
「お土産だから大丈夫」と思っていても、植物検疫の対象になることがあるため注意が必要です。
とはいえ、必要以上に心配する必要はありません。
事前にルールを確認し、空港で手続きをすれば、思っているよりスムーズに終わることがほとんどです。
韓国旅行でよく持ち帰るものは?
韓国旅行で人気のお土産の中にも、植物検疫が必要なものがあります。
代表的な例をまとめると、次のようになります。
| 分類 | 例 | 手続き |
|---|---|---|
| 🍊 くだもの | オレンジなどのかんきつ類、いちご、桃、チャメ(メロン類)など | 検査証明書+入国時の検査 |
| 🥬 野菜 | 唐辛子、きゅうり、トマト、サンチュなど | 検査証明書+入国時の検査 |
| 🌾 穀物 | 精米 | 検査証明書+入国時の検査 |
| 🍵 加工品 | 緑茶・紅茶・中国茶 | 検査なしで持ち込み可能 |
※ルールは変更されることがあるため、必ず最新の植物防疫所サイト(海外から野菜や果物を持ち込む際の規制)で確認してくださいね!
まずは、韓国から日本へ持ち帰る際のおおまかな流れを見てみましょう。
植物検疫の手続き・全体の流れ
私が植物検疫を利用したのは、2025年夏に金浦空港から日本へ一時帰国したときです。

このときは、韓国のお米10kgを持ち帰るために植物検疫の手続きを行いました。
韓国から植物検疫が必要な品物を持ち帰る場合、大まかな流れは「韓国の空港で植物検疫証明書を取得する」→「日本の空港で植物検疫を受ける」の2ステップです。
手続きは韓国と日本の両方で行いますが、順番に進めていけば難しいことはありません。
ここからは、私が実際に体験した流れをもとに、「韓国側」と「日本側」に分けてご紹介します。

韓国では、空港で荷物を預ける前に植物検疫所へ行き、検査を受けて植物検疫証明書を発行してもらいます。
日本に到着したら、預け荷物を受け取ったあと、税関へ向かう前に植物検疫カウンターで検査を受けます。
問題がなければ、そのまま税関へ進めばOKです。
韓国で植物検疫証明書を取得する
植物検疫証明書が必要な品目を日本へ持ち帰る場合は、韓国を出国する前に植物検疫所で手続きを行います。
植物検疫証明書とは、植物に病害虫などが付いていないことを証明する書類で、日本への持ち込みに必要な品目は、この証明書を韓国で取得してから出国します。
申請書はその場で記入します。こちらが実際の記入例です。

私が利用したのは金浦国際空港の植物検疫所ですが、金浦空港は比較的コンパクトなので、案内表示に沿って進むとすぐに見つけることができました。
手続きは、荷物を預ける前・出国手続きをする前に済ませます。
植物検疫所の受付時間に注意
空港の植物検疫所は受付時間が決まっています。
※私が利用した金浦空港の植物検疫所は平日9:00〜18:00の受付でした。
早朝便や夜便、週末に利用する場合は、事前に受付時間を確認しておくと安心です。

手続きの流れ
手続きはとてもシンプルでした。
- 持ち帰る品物を提出する
- 申請書を記入する
- パスポートと一緒に提出する
- 植物検疫証明書を受け取る
私が利用したときは待ち時間もなく、書類の作成を含めても10分ほどで終わりました。
「植物検疫」と聞くと少し身構えてしまいますが、思っていたよりずっとシンプルでした。
なお、検疫が終わったあとは、そのまま品物をスーツケースに入れて預けてOKです。
ただし、日本到着後の植物検疫で再び取り出すことになるため、スーツケースの奥ではなく、すぐ取り出せる場所に入れておくとスムーズですよ。
日本到着後は植物検疫カウンターへ
韓国で植物検疫証明書を受け取ったら、そのまま日本へ出発です。
日本に到着したら、預け荷物を受け取り、税関へ向かう前に植物検疫カウンターへ向かいます。
韓国側で手続きがあっという間だったので、「これで終わりかな」と少し安心していましたが、日本では実際に持ち込む品物の検査が行われます。
検査の流れ
植物検疫カウンターでは、韓国で発行された植物検疫証明書と持ち帰った品物を提出します。
私の場合はお米でしたが、係員の方がその場で袋を開封し、中身を確認していました。
事前に「必要に応じて開封して検査することがあります」と聞いてはいましたが、実際に目の前で行われると少しドキドキ(笑)。
少量のお米を取り出してふるいにかけ、虫などが混ざっていないか丁寧に確認していました。
検査が終わると、「はい、大丈夫ですよ」と一言。
証明書に確認印を押してもらい、これで無事に植物検疫は終了です。
実際にやってみて分かったこと
初めて植物検疫を利用してみて感じたのは、思っていたよりずっと簡単だったということです。
「植物検疫」と聞くと難しそうなイメージがありますが、係員の方が案内してくださるので、流れに沿って手続きを進めるだけでした。
一方で、いくつか気を付けたいこともあります。
時間には余裕をもって行動する
韓国側での植物検疫証明書の発行は、私の場合は待ち時間もなく、10分ほどで終わりました。
ただ、利用したのは比較的コンパクトな金浦空港だったため、仁川空港など利用者の多い空港では、もう少し時間がかかる可能性もあります。
一方、日本では実際に品物を確認するため、韓国側より時間がかかりました。
私のお米は袋を開封して中身を確認し、ふるいにかける検査まで行われましたが、ほかの利用者の様子を見ていると、もっと短時間で終わっている方もいました。持ち込む品目によって、検査内容や所要時間は異なるようです。
混雑する時期はさらに待ち時間が発生することも考えられるため、乗り継ぎや電車の時間には余裕を持っておくと安心ですよ。
品目によってルールが異なる
植物検疫が必要かどうかは、持ち帰るものによって異なります。
果物や野菜、お米などはもちろん、同じ植物でも品目によって必要な手続きが変わることがあります。
持ち帰りたいものが決まっている場合は、事前に🔗植物防疫所サイト(海外から野菜や果物を持ち込む際の規制)で確認しておくのがおすすめです。
迷ったら申告するのがおすすめ
私もお米と一緒に、自分で収穫した唐辛子を持ち帰るか迷ったことがありました。
結局は植物検疫所に確認したうえで申告しましたが、「これは大丈夫かな?」と少しでも迷ったら、自己判断せずに確認・申告するのが安心です。
私が実際に韓国のお米10kgを持ち帰ったときの様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
さいごに
初めての植物検疫、正直ちょっと緊張しました。
「書類とか検査とか、なんだか大変そう…」と思っていたのですが、実際にやってみると意外とスムーズ。
今回はお米10kgという、なかなかハードル高めなものに挑戦しましたが、無事に持ち帰れたのでちょっと自信がつきました(笑)
韓国側の職員さんも怖い感じではなく、分からないことも聞きやすい雰囲気でしたよ。
次は、韓国の粒が大きいいちごや、夏のチャメ、済州島のハルラボンあたりにも挑戦してみたいなと思っています。
もし「これ持ち帰れるかな?」と迷うものがあれば、自己判断せずに検疫所で確認するのが一番安心です。
ダメだったらそのとき考えればいいか、くらいの気持ちで(笑)
ルールを守りつつ、韓国のおいしいものを日本でも楽しめたらうれしいですよね。
ちなみに、金浦空港の植物検疫所の近くにはロッテマートが入っているロッテモールがあります。
出発前にお土産や果物、お米を買って、そのまま植物検疫へ行けるのでとても便利です。
新鮮なものをそのまま持ち帰りたい方にもぴったりだと思いますよ!
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