「なんでこの子、こんなに育てにくいの…?」 そんな風に感じて、ひとり悩んだことはありませんか?
わが子を見ていても、兄弟で性格が全く違ったり、同じ環境でも反応が大きく分かれたりして、接し方に迷ってしまうことってありますよね。
育てる側としては「何に困っているのか」が見えづらく、ついイライラしてしまうことも。でも、子どもの生まれ持った「気質」の違いを知ることで、その行動の理由が少しずつ見えてきます。
この記事では、子どもの気質をタイプ別(扱いやすい/扱いにくい/順応が遅いなど)に整理しながら、それぞれの個性に合わせた接し方のヒントをご紹介していきます。
気質タイプに合わせた接し方のヒント
子育てをしていると、「なんでこの子ってこんなに手がかかるんだろう…?」って、ふと途方に暮れてしまうことってありませんか?
他の子はすんなりできているように見えるのに、うちの子だけ大騒ぎ、なんてことも日常茶飯事ですよね。
そんなとき、「私の育て方が悪いのかな」と自分を責めてしまいがちですが、実はそれ、子どもの生まれ持った「気質」が大きく関係していたりします。
この気質にはどんなタイプがあって、どう付き合っていけばいいのか。ちょっと覗いてみましょう!
アレクサンダー・トマス博士による9つの気質特性
……なんて難しい名前が出てくると身構えちゃいますが、要するに「子どもの行動パターンには、いくつかの特徴があるよね」というお話です。
アメリカの心理学者トマス博士らは、子どもの行動を次の9つのポイントに分けて考えました。
- 活動性 :よく動くタイプ or のんびりおっとり
- 規則性 :生活リズムがカチッと決まる or バラバラ気まま
- 新奇性への反応 :新しいものに飛びつく or めちゃくちゃ警戒する
- 順応性 :環境の変化にすぐ慣れる or 慣れるのに一苦労
- 反応の強さ :嬉しいときも怒るときも全力(大爆発) or 穏やか
- 感覚の敏感さ :音や肌ざわりに敏感 or 全く気にしない
- 気分の質 :いつもご機嫌 or ちょっぴりネガティブ・慎重
- 行動の可変性 :気持ちの切り替えが早い or 一つのことにこだわりがち
- 集中力 :何かに没頭できる or すぐ気が散る
これらを観察していくと、「うちの子はここが強いな〜」というのが見えてきます。
息子の気質を客観的に見てみたら…
ちなみに、わが家の息子をこの9つに当てはめてみたら、見事に「手強い要素」が揃い踏みでした(笑)
「育てにくいな……」と感じていたのは、私の育て方のせいじゃなくて、単にこの子の「生まれ持った個性(気質)」がそういうアクセル全開タイプだったんだなと、少し気持ちがラクになったのを覚えています。
子どもの気質タイプは4つに分けられる
先ほどの9つの特徴をさらにまとめていくと、子どもは大きく次の4つのタイプに分かれると言われています。
扱いやすい子(いわゆる「手のかからない子」)
気分が安定していて生活リズムも整いやすく、新しい環境にもスッと馴染めるタイプ。
親としては「育児ってこんな感じなんだ!」と安心できることが多いお利口さんです。
順応が遅い子(slow to warm up)
慎重派で、新しい場所や人に慣れるまでに時間がかかるタイプ。
無理やり連れ出すと固まっちゃいますが、自分のペースで慣れれば大丈夫な子が多いです。
扱いにくい子(いわゆる「手のかかる子」)
感情の起伏が激しくて、刺激に対する反応も強め。
集団生活に入る前は親のHPがごっそり削られる、なかなかのやり手タイプです。
平均的な子
極端に偏りがなく、状況によっていろんな面を見せるバランス型。
一見手がかからなさそうに見えても、実は繊細な部分を隠し持っていたりします。
タイプに合わせた接し方のヒント
気質の特徴が分かると、「うちの子にはどんな関わり方が合うんだろう?」というヒントが見えてきます。
タイプごとに、少し意識するとラクになるポイントをまとめてみました。
扱いやすい子・平均的な子へのヒント
順応が遅い子・慎重なタイプへのヒント
扱いにくい子(刺激に敏感・感情が強い)タイプへのヒント
全体的なタイプに共通する関わりのコツ
もちろんタイプによって違いはありますが、どの子にとっても一番の土台になるのは「親がその子の行動の背景をちょっとだけ覗いてみようとする姿勢」です。
「どうして今泣いているのかな?」と理由に目を向けるだけで、イライラが少し「なるほどね」に変わっていきますよ。
少し手がかかるタイプだった息子の実体験
私の息子も、まさに「扱いにくい子」の代表選手みたいなところがありました。
外に行けばすぐ泣いて固まるし、場所見知りも激しい。周りからは「もっといろんな人と関わらせたら?」なんて言われて、プレッシャーに押しつぶされそうになったことも。
でも、無理やり慣れさせるのをやめて、「安心できる環境に、ただ繰り返し身を置くこと」を意識してみたんです。毎日同じ公園の端っこで、ただお茶を飲むだけでもいい。そうやって自分のペースで安全確認ができるようになってから、息子は少しずつ自分から動き出せるようになりました。
子どもって、ちゃんと言わなくても「ここなら安全だ」って肌で感じ取っているんですよね。
さいごに
育児をしていると、世の中の「普通」や「平均」という言葉に振り回されて、ため息が出る日もありますよね。
でも、どの子もみんな違うエンジンを積んで生まれてきています。スピードが出る子もいれば、のんびり景色を楽しみながら進む子もいる。
「なんでうちの子は……」と悩んだときは、少しだけ立ち止まって「この子は何にモヤモヤしてるのかな?」とその気質を覗いてみてください。
正解なんて分からない毎日ですが、お互いのペースで、ボチボチ楽しくやっていきましょうね!




