仁川国際空港の出国をスムーズに!子連れも安心の優先レーン活用法

韓国子連れ旅 おでかけと旅行メモ

仁川国際空港には、子連れ旅行者にうれしいサービスや設備がたくさん整っています。

授乳室やおむつ替えコーナー、子どもが遊べるプレイエリアも充実していて、案内板を見ればすぐに見つかります。
さらに、各ターミナルの案内デスクではベビーカーの貸し出しもしてくれるので、空港内の移動も安心。

基本的なサポートは一通り揃っていますが、子連れ旅で一番大変なのは「長い列に並ぶこと」。
私自身、幼い息子と年に2〜3回は韓国と日本を行き来していますが、長時間の抱っこやグズグズ対応を一人でこなすのは本当に大変でした。

特にハブ空港である仁川国際空港は、時間帯によっては出国手続きにかなり時間がかかることも…。

そこで今回は、私が実際に利用して助かった「優先レーン」など、子連れ旅行者がスムーズに出国できるサービスを中心にご紹介します。

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仁川空港で子連れにおすすめの出国サービス

仁川国際空港を利用するとき、子連れで一番大変なのはやっぱり「長い列に並ぶこと」。
少しでもスムーズに出国できるように、次の3つのサービスを活用すると時短になります。

少しでもスムーズに出国できるように、次の3つのサービスを活用すると時短になります。

  1. オンラインチェックインとセルフバッグドロップ(自動手荷物預け機)の利用
  2. 交通弱者向け出国サポート(優先レーン)の利用
  3. ICN SMARTPASS(スマートパス)の利用

特に小さな子どもがいるご家庭におすすめなのが ②交通弱者向け出国サポート(優先レーン) です。
7歳未満(6歳まで)の子ども連れ、妊婦さん、70歳以上の高齢者も対象になっていて、家族旅行で本当に助かる仕組みです。

それでは、それぞれのサービスについて詳しくご紹介しますね。

①オンラインチェックインとセルフバッグドロップ

通常、空港に着いたらまず「航空会社のチェックインカウンター」に並ぶ必要があります。
でも仁川国際空港は利用者が多く、時間帯によっては長蛇の列…。子連れにはかなり大変ですよね。

そこで便利なのが オンラインチェックインセルフバッグドロップ(自動手荷物預け機) の活用です。

  • オンラインチェックイン
    出発の72時間〜24時間前から、各航空会社のサイトでチェックインが可能。
    事前に済ませておけば、空港では自動チェックイン機で搭乗券の発券や座席指定を行えます。
    航空会社によっては モバイル搭乗券(QRコード形式) が発行されるので、さらに時短になります。
  • セルフバッグドロップ(自動手荷物預け機)
    パスポートと搭乗券を読み込ませ、出てきたタグを荷物に付けるだけ。
    カウンターに並ばずに荷物を預けられるので、子連れでもスムーズに出国ゲートへ進めます。

💡 我が家の場合、息子の搭乗券は紙で発行しなければならないことが多く、完全にオンラインで完結できないこともありました…。それでも列に並ぶ時間が大幅に減るので、かなり助かっています。

👉 詳細は仁川国際空港公式サイト「セルフチェックイン・バッグドロップ」も参考になります。

②優先レーン(交通弱者サポート)

仁川国際空港には、子連れや妊婦さん、高齢者にとって本当に助かるサービス「優先レーン(交通弱者向けサポート)」があります。

知っている人だけが得する制度なので、対象のご家族はぜひ活用しましょう!

優先レーンの対象者

  • 高齢者(70歳以上)
  • 乳幼児(7歳未満)を連れた家族
  • 妊婦さん
    👉 いずれの場合も、最大3人まで同伴者として一緒に利用可能です。

利用方法

  • 高齢者・乳幼児 → 年齢確認のためパスポートを提示するだけ
  • 妊婦 → 航空会社カウンターで「交通弱者ステッカー」を受け取り、スタッフに渡す(母子手帳でOKな場合もあり)

利用メリット

  • 通常の長蛇の列を回避でき、すぐに手荷物検査場へ進める
  • 一般レーンとは別の専用通路なので、あっという間に検査完了
  • 家族全員で一緒に通れるため、小さい子ども連れには特に便利

💡 我が家も子連れで並ぶときにこのサービスに助けられました。
  長時間抱っこやぐずぐず対応を避けられるだけで、旅のストレスが大幅に減ります。

出国審査について

手荷物検査後、最後の「出国審査」では子連れは自動化ゲートを利用できないため、有人カウンターに並ぶ必要があります。
ただし、長期休暇など混雑時を除けば大きな負担にはなりません。

👉 ちなみに、自動化ゲートを使えるのは「韓国人」か「韓国入国時に生体情報を登録した17歳以上の外国人旅行者」です。


個人的には妊娠中にこの優先レーンを知らず、大きなお腹で長蛇の列に並んでしまったことがあります…。
事前に知っておけば本当に楽だったなと、今でも反省。

🔗 ご参考:仁川国際空港公式サイト「交通弱者向け出国サポート

仁川空港の優先レーン

↑このような優先レーン(交通弱者保護レーン/교통약자우대출구)の入り口は、何か所かあります。

③スマートパス(ICN SMARTPASS)

仁川国際空港では、2023年から混雑緩和のために顔認証ゲート「スマートパス(ICN SMARTPASS)」が導入されました。
パスポートや搭乗券を取り出さなくても、顔認証だけで出国手続きができる便利な仕組みです。

利用できる人・条件

  • スマートパス専用レーンを利用可能(床に案内表示あり)
  • 7歳未満は利用不可
  • 7〜14歳未満は、同伴者のスマホから一緒に登録可能
  • 顔情報の有効期間は5年間

👉 6歳以下のお子さんがいる場合は、前述した優先レーンを活用するのがおすすめです。

登録方法

  1. ICN SMARTPASSアプリをダウンロード
    (iOS: App Store Android: Google Play
  2. パスポートと顔情報を登録
    ※ パスポートのチップ読み込みに少しコツがあり、エラーになりやすいです

💡 私も最初はなかなかうまくいかず何度かやり直しましたが、最終的には登録できました。焦らず気長に試すのがコツです。

メリットと注意点

  • 繁忙期(長期休みや年末年始など)は、列を回避できて非常に便利
  • 出国者が少ない時間帯は、無理に利用しなくてもOK
  • 顔認証がうまくいかなくても、スタッフが対応してくれるので心配ありません

実際、7歳の息子は登録済みなのに2回とも顔認証が通らず…。
でもその都度スタッフがパスポートと搭乗券を確認して通してくれたので問題ありませんでした。

🔗 ご参考:仁川国際空港公式サイト「スマートパス

よくある質問(FAQ)

  • 優先レーンの利用料金はかかりますか?
    → 心配ありません、無料です。対象であれば追加料金なしで使えます。パスポートや母子手帳を提示すればスッと通れます。
  • 優先レーンはどこにありますか?
    → 第1・第2ターミナルにそれぞれ複数あります。案内板に「교통약자 우대출구(交通弱者優待出口)」と書かれているので、それを目印に探すと分かりやすいです。
  • 同伴者も一緒に使えますか?
    → はい、対象者1人につき最大3人まで一緒に利用できます。家族全員で通れるので、子連れ旅行では本当に助かります。
  • 妊婦の場合はどうすればいいですか?
    → 航空会社のカウンターで「交通弱者ステッカー」をもらうか、母子手帳を提示すれば利用できます。知らずに通常レーンに並ぶと大変なので、ぜひ事前にチェックしておくのがおすすめです。
  • 混雑する時間帯はいつですか?
    → 朝の出発ラッシュ(7〜10時)と夕方〜夜(17〜21時)が特に混みます。この時間帯に出発する場合は、優先レーンやスマートパスを組み合わせるとかなり楽になりますよ。

さいごに

今回は、仁川国際空港で子連れ旅行をする方に向けて、出国をスムーズにする3つのサービスをご紹介しました。

  • オンラインチェックインとセルフバッグドロップ
  • 優先レーン(交通弱者サポート)
  • スマートパス(ICN SMARTPASS)

これらを上手に活用するだけで、子ども連れでも慌てずに出国手続きを終えることができます。

幼い子との海外旅行は大変なことも多いですが、その分「今しかできない体験」もたくさんあります。
非日常の思い出がご家族にとって宝物となるよう願っています。

そして、短いフライトで行ける韓国は子連れにも優しい渡航先。
心身ともに無理なく楽しめる旅にしてくださいね。

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