~液漏れ・発酵対策もバッチリ!私の実践パッケージ術~
韓国の代表的な食べ物といえば、やっぱりキムチ。
韓国旅行の際に「本場の味を日本でも楽しみたい!」と、キムチをお土産にする方も多いのではないでしょうか。
韓国在住の私も、毎年日本へ帰省する際には手作りのキムチを持参しています。
ただ、気になるのが、常温での持ち運びによる液漏れや発酵の進行。特に飛行機移動では気圧の影響で袋がパンパンに膨らむという、あるあるトラブルも…。
以前の記事では、常温保存&匂い対策に優れた「缶詰キムチ」をご紹介しました。缶詰タイプは夏や長期保存向けにおすすめですが、涼しい季節であれば、市販のキムチを安全に持ち帰ることも可能!
今回は、私がいつも飛行機に乗る前に実践している、キムチのパッキング方法をご紹介します。
ちょっとした工夫で、匂いや液漏れ、発酵のリスクを最小限に抑えられるので、「新鮮なキムチを日本で楽しみたい!」という方の参考になれば嬉しいです。
先ずはキムチ選びのポイント
韓国土産でキムチを購入するときは、選び方にもポイントがあります。
① マートで市販されている「包装キムチ」を選ぶ

韓国のスーパー(マート)では、しっかり包装されたキムチが豊富に販売されていて、比較的安心して持ち帰ることができます。
- 主に1kg前後の商品が中心ですが、家庭用の3kg〜10kgの大容量タイプも。
- 有名メーカー品が多く、包装がしっかりしているのが特徴です。
- 味や辛さに違いがあるので、少量ずつ購入して食べ比べてみるのもおすすめ。

特に、上段にあるボトル型のキムチは、保管にも便利で持ち帰りやすく、400g〜500g程度なら手軽です。
※ただし、包装が甘い商品は液漏れや匂い漏れの原因になるので、購入時によくチェックを!
②製造日が新しいキムチを選ぶ
キムチは日ごとに発酵が進み、酸味が強くなっていくため、製造日が新しいものを選ぶのが大切です。
- 旅行最終日に購入するのがベストタイミング。
- 賞味期限や製造日をしっかり確認し、袋がすでに膨らんでいるものは避けましょう。
韓国と日本の距離は近いとはいえ、特に夏場や長距離移動では発酵が進みやすいので注意が必要です。
キムチを常温で安全に持ち帰るパッケージ方法
キムチは発酵食品のため、高温下では酸味が強くなり、傷んでしまうリスクがあります。
そこで重要なのが、しっかりとした梱包(パッケージ)です。
事前に準備するもの
旅行中に調達する場合は、韓国のダイソーでほぼすべて揃います!
密閉容器はサイズと形状をキムチに合わせて選ぶのがポイント。
中に保冷剤を入れることを考えて、やや余裕のあるサイズが理想です。
容器選びのコツ
韓国でよく見かける茶色いプラスチック容器は、赤い唐辛子の色移りも気にせず使えます。
ガラス製やステンレス製の容器も匂い移りしにくくおすすめですが、やや重め。
旅行後も冷蔵保存用として再利用できるので、オシャレさはないけれど、ある意味“サブお土産”にもなります。

梱包の手順

- キムチをジッパー付きビニール袋に入れる(2重が安心)
- 密閉容器に袋ごと入れ、隙間に保冷剤を配置(特に上部に)
- さらに保冷バッグに入れて持ち運び
保冷剤がない場合は、水を凍らせたペットボトルや冷凍食品などで代用可能。
私はよく、「くるみ饅頭(호두과자)」を凍らせて一緒に入れていきます。これが意外と便利で美味しい(笑)
ホテルに冷凍庫がない場合は、フロントに冷凍保存をお願いしてみると対応してくれることもありますよ。
キムチは必ず「預け荷物」に!
キムチは液体が含まれるため、機内持ち込みはNG。
必ずスーツケースなどに入れて、預け荷物としてチェックインしましょう。
なお、空港の免税店でもキムチを購入することは可能で、その場合は手荷物として持ち込むことができます。
ただし、市内のスーパーよりはかなり割高なので、手軽さ重視の方にはおすすめです。
さいごに
キムチを持ち帰る際の梱包のポイントは、“余裕を持たせること”。
膨張を前提に、ジッパー袋はやや大きめサイズを選び、容器もしっかり密閉できて、少しゆとりのあるものを使うと安心です。多少液漏れしても外に影響が出にくくなります。
私自身、いつもこの方法で500g程度のキムチを持ち帰っていますが、これまで液漏れや袋の膨張といったトラブルは一度もありません。量が少なければ、しっかり梱包すれば十分安全に持ち帰れると感じています。
とはいえ、「やっぱり手間がかかる…」という方や、「旅行には行けないけれど韓国キムチを食べたい!」という方は、ネットでの購入もおすすめ。韓国のマートで売られているものと同じキムチが、日本でも意外と手軽に買えますよ。
缶詰キムチも便利で人気ですが、やっぱり生のキムチならではのシャキシャキ感や発酵の風味は格別。
せっかく韓国旅行をするなら、ぜひ本場の味をそのまま日本に持ち帰る体験をしてみてくださいね!