~開園待機・Q-Pass・現地待機・特別プログラムまで~
韓国・エバーランドにある「パンダワールド」は、韓国で唯一パンダに会える大人気エリア。
現在はロバオ(父)、アイバオ(母)と双子のルイバオ&フイバオが公開中で、観覧待ちの行列が絶えることはありません。
そんな大人気のパンダたちを「確実に見るにはどうすればいいの?」という疑問に答えるべく、今回は観覧方法別の選択肢とコツ、有料体験「パンダアカデミー」まで詳しく解説します!
パンダワールドってどんなところ?
「パンダワールド」は、エバーランドのズートピアエリア内にある室内展示施設です。
冷暖房が完備されており、年間を通して快適に観覧できるうえ、パンダを間近で見ることができます。
2024年には双子のルイバオとフイバオが誕生し、現在はパパのロバオ、ママのアイバオ、そして双子の計4頭が展示されており、大きな人気を集めています。
以前は、朝から並んで待機すればパンダに会うことができましたが、特にプバオ(現在は中国へ返還)が大人気となった時期以降、観覧システムが変更されました。
現在は、午前中は時間指定制(スマート出席またはQ-Pass)での観覧、午後2時以降は並んで順番に入場する“現地待機方式”となっています。
パンダワールドの基本情報と位置
入場ゲートからは徒歩5分ほどで到着します。
パンダワールドは屋内施設のため、天候に関係なく快適に楽しめるのも魅力のひとつ。
※参考:エバーランド公式サイトの英語版マップをご確認ください。
- 場所:エバーランド内「ズートピア」エリアに位置
- 営業時間:通常 10:00〜17:30(※季節やイベントにより変動あり)
- 観覧時間:平日は約10分間、週末および祝日は約5分間に制限

①パンダを午前中に見る方法
エバーランドで特に人気のある施設では、午前中は予約制となっているため、ただ並ぶだけでは入場できません。
この予約システムは、パンダワールドのパンダたちが大きな人気を集めてから導入されたものです。
午前中にパンダを確実に見るには、以下のいずれかの方法を選ぶ必要があります。
スマートチュルソギ(スマート出席)
「スマート出席」は、エバーランド公式アプリで無料発行できる時間指定整理券システムです。
アプリのスマート出席機能を使って、観覧時間を先着順で予約する形式となっています。
ただし、整理券は開園直後にすぐ埋まってしまうため、事前の準備が重要です。
確実に予約枠を取るには:
- 開園時間前に入場ゲートに並ぶ
- 入園後すぐにアプリを開き、パンダワールドのスマート出席枠を確認・予約
観覧時間は順に割り当てられ、時間が近づくとアプリから通知が届きます。
当日は、アプリに表示されたQRコードをスタッフに提示して入場します。
Q-Pass付きチケットを事前に購入する(有料)
もうひとつの方法は、Q-Pass(優先搭乗券)付きの入場券を購入しておくことです。
- Q-Pass付きチケットは、エバーランド公式アプリや提携サイト(KLOOKなど)で販売されています
- 購入時に指定した時間に行けば、待たずにスムーズに観覧可能
価格はかかりますが、早朝から並ばずに済み、時間もコントロールしやすいため、
「時間をお金で買いたい方」「絶対にパンダを見逃したくない方」におすすめです。
方法②:午後は「現地で並ぶ」フリー観覧枠のみ!
午前中の予約枠が終了したあとは、午後2時から始まる「フリー観覧時間」に並ぶことでのみ、パンダたちを見ることができます。
13時30分ごろから観覧エリア前には人が集まり始め、並んだ順に案内される形式です。
ただし、週末や祝日などの混雑時は、1時間以上並ぶことも珍しくありません。(夏は日陰が少なく、冬は風が強い場所に列ができるため、暑さ・寒さ対策は必須)
かつての“プバオブーム”ほどの混雑は落ち着いたため、現在は比較的スムーズに観覧できる日もあります。
目安としては、平日で約30分、週末でも40分程度待てばパンダに会えることが多いです。
また、動物園エリアは夕方にクローズするため、できるだけ早めに並び始めるのが安心です。
時間に余裕を持って行動し、無理なく楽しんでください。
方法③:教育型プログラムでも会える!
パンダワールドでは、期間限定で「パンダアカデミー」という有料の教育型プログラムが開催されています。
このプログラムの最後には、参加者限定でパンダを観覧する時間が設けられており、混雑を避けてパンダに会うことができる貴重な体験です。
パンダアカデミーとは?
「パンダアカデミー」は、エバーランドが提供する少人数制の有料体験プログラムです。
一般の展示エリアとは異なる専用ルートから近距離(室内から)でパンダを観察できるほか、飼育に関わる体験や学びの時間が設けられており、“見る”だけではない特別なパンダ体験ができます。
なかでも特に人気なのが、「ウォトウ」というパンダ用おやつ作り。
実際に手を動かしながら体験できるので、子どもにも大人にも大好評です。
体験できること
- 飼育員さんによるパンダの生態や飼育方法の解説(韓国語)
- 実際にパンダのおやつ(ウォトウ)を手作りする貴重な体験
- パンダを室内から近距離で観察(一般観覧より近い)
- 記念写真タイム(※パンダとの直接接触はなし)
- 参加者限定のプレゼントつき!
→ オリジナル「パンダバッジ」+「フォトカード」がもらえます
料金・予約方法
- 参加費用:1人 40,000ウォン(約4,000円)
- 対象年齢:年齢制限なし(未就学児は保護者の同伴が必要)
- 開催時期:例年9月〜3月頃まで(※変更の可能性あり)
- 開催回数:1日数回(時間帯はアプリで確認)
- 所要時間:約1時間
- 予約方法:エバーランド公式アプリからのみ/先着順・キャンセル不可
このパンダアカデミーは、ただ見るだけでなく、「作る・学ぶ・持ち帰る」がそろった体験型プログラムとして、特に親子連れやパンダ好きの方に人気です。
展示エリアでは味わえない静けさ・近さ・特別感を求める方には、間違いなくおすすめの方法。
もちろん、待機の必要がなく確実にパンダに会えるのも大きな魅力です。
比較まとめ|自分に合った方法で“確実に会いに行く”
ここまでご紹介した3つの方法には、それぞれメリットと特徴があります。
「朝早くから動けるか」「お金をかけてでも確実に見たいか」「体験を重視したいか」など、旅行のスタイルや同行者に合わせて選ぶのがポイントです。
以下に、それぞれの方法をわかりやすく比較した表をまとめました。
方法 | 料金 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
スマートチュルソギ | 無料 | 先着予約/朝の行動力が必要 | ★★★★☆ |
Q-Pass付きチケット | 有料 | 時間確約/確実に見られる | ★★★★★ |
午後の現地待機 | 無料 | 並べば見られるが時間読めず/体力消耗 | ★★☆☆☆ |
パンダアカデミー(有料) | 有料 | 学びながら観覧/距離が近い/子連れに◎ | ★★★★☆ |
パンダが動いている時間帯はいつ?
「寝ているパンダもかわいいけれど、できれば動いている姿を見たい!」という方も多いはず。
パンダたちは、食べたら寝る・・を繰り返すので、活動時間は明確に決まっているわけではありませんが、一般的には朝と夕方が比較的活発な時間帯とされています。
特に午前中は赤ちゃんパンダの活動量が多く、観察に最適なタイミングといえるでしょう。
パンダワールドには屋内展示場と屋外運動場があり、その時々でどちらかにパンダがいます。暑さや寒さの影響を受けるため、季節や天候によって展示スタイルが変わることもあります。
また、パンダは基本的に単独で暮らす動物ですが、子パンダがいる期間は母親と一緒に生活します。
通常、1歳半〜2歳ごろに親離れし、双子の場合はしばらく一緒に過ごしたあと、3歳前には分かれて生活するようになります。(とはいえ、3歳を迎える前に中国へ返還されるケースが多く、予定された別れは辛いですね・・)
私の訪問した経験では:
- 1回目(15時訪問):プバオ(現在は中国へ返還)、パパ・ロバオともに睡眠中。アイバオと双子は展示休止中
- 2回目(14時訪問):ママ・アイバオと双子パンダは元気に活動中。パパ・ロバオは熟睡中
このように、すべてのパンダが同じ時間に活動しているとは限らないため、そのときどきの運に左右される部分も大きいと言えます。
とはいえ、自分のスケジュールに合わせて訪問しても十分に楽しめますし、寝ている姿もまた貴重で、とても愛らしいものです。
さいごに
今回は、確実にパンダ一家に会うための方法をいろいろとご紹介しました。
というのも、「せっかくエバーランドまで行ったのにパンダが見られなかった・・」なんて悲しい思いをしてほしくなくて、この記事を思いついたからです。
韓国でパンダに会えるのは、エバーランドだけ。
3歳で中国からやってきたロバオとアイバオのペアに始まり、待望の長男・プバオが誕生して韓国中が沸き、そしてプバオが中国へ返還される少し前に、可愛い双子のルイバオとフイバオが生まれました。
私は毎日欠かさず“バオファミリー”の動画を見ているパンダ好きとして、「動画もいいけれど、やっぱり“生”のパンダたちに会ってほしい!」と心から思っています。
寝ていても、ごはんを食べていても、そこにいるだけで本当にかわいくて癒される――その感動は、画面越しでは味わえません。
ぜひ韓国旅行を計画される際には、「エバーランドでバオファミリーに会う時間」も選択肢のひとつにしてみてください。
あなたにとっても、きっと忘れられない思い出になるはずです。