韓国の学校に通っている息子は、ハングルの読み書きゼロ状態で入学しました。
国語の授業数が増えたので一から順に教えてもらえますが、家庭でもタブレット学習を始めることに。
はやり、動画は面白く楽しく学べるようになっていますね~。
カナダラ表(日本のあかさたな)は、歌と共に簡単におぼえてしまいます。
子どもは聞いたまま発音できるのも羨ましい・・。
そして、1年生の2学期から、かの有名な「パダスギ(聞いてそのまま書く)」のミニテストが始まりました。
現地の小学生が実際に学ぶ学習法は私のような韓国語学習初心者にも役立ちそうなので、ご紹介していきたいと思います。
発音も良くなる?! 歌で覚えるカナダラ表
韓国語学習を始めて最初に覚えるのが、「カナダラ表(反切表)」。日本語の「あかさたな」のことです。
韓国の小学校でも同様に、ハングルを学ぶときはまずこの表を読み書きすることから始まります。
母音も子音も、下記の各10個づつ。
母音:ㅏ・ㅑ・ㅓ・ㅕ・ㅗ・ㅛ・ㅜ・ㅠ・ㅡ・ㅣ
子音:ㄱ・ㄴ・ㄷ・ㄹ・ㅁ・ㅂ・ㅅ・ㅇ・ㅈ・ㅎ
その他にも、合成母音や濃音などがありますが、ここでは基本の母音と子音だけの紹介です。
母音と子音を覚えさえすれば、どんなハングルも読めるようになります。
ㅏ | ㅑ | ㅓ | ㅕ | ㅗ | ㅛ | ㅜ | ㅠ | ㅡ | ㅣ | |
ㄱ | 가 | 갸 | 거 | 겨 | 고 | 교 | 구 | 규 | 그 | 기 |
ㄴ | 나 | 냐 | 너 | 녀 | 노 | 뇨 | 누 | 뉴 | 느 | 니 |
ㄷ | 다 | 댜 | 더 | 뎌 | 도 | 됴 | 두 | 듀 | 드 | 디 |
ㄹ | 라 | 랴 | 러 | 려 | 로 | 료 | 루 | 류 | 르 | 리 |
ㅁ | 마 | 먀 | 머 | 며 | 모 | 묘 | 무 | 뮤 | 므 | 미 |
ㅂ | 바 | 뱌 | 버 | 벼 | 보 | 뵤 | 부 | 뷰 | 브 | 비 |
ㅅ | 사 | 샤 | 서 | 셔 | 소 | 쇼 | 수 | 슈 | 스 | 시 |
ㅇ | 아 | 야 | 어 | 여 | 오 | 요 | 우 | 유 | 으 | 이 |
ㅈ | 자 | 쟈 | 저 | 져 | 조 | 죠 | 주 | 쥬 | 즈 | 지 |
ㅊ | 차 | 챠 | 처 | 쳐 | 초 | 쵸 | 추 | 츄 | 츠 | 치 |
ㅋ | 카 | 캬 | 커 | 켜 | 코 | 쿄 | 쿠 | 큐 | 크 | 키 |
ㅌ | 타 | 탸 | 터 | 텨 | 토 | 텨 | 투 | 튜 | 트 | 티 |
ㅍ | 파 | 퍄 | 퍼 | 펴 | 포 | 표 | 푸 | 퓨 | 프 | 피 |
ㅎ | 하 | 햐 | 허 | 혀 | 호 | 효 | 후 | 휴 | 흐 | 히 |
カナダラ表を覚える簡単なオススメの方法は、歌に合わせて発音すること。
子どもたちも何かしらハングルの歌(カナダラソング)を知っています。
K‐POPのようなポップな曲は記憶に残りやすいので、一気にハングルを覚えてしまいましょう!
我が家のオススメは、息子が始めた韓国で有名なタブレット学習(wink)のカナダラソング。
テンポが速くてついていくのが大変ですが、キャラクターと一緒に歌ってみると結構楽しいです。
動画のなかでは文字も表示されるので、歌いながら書いてみるのも良いかも。・・大変だけど(汗)
子どもたちは、耳で聞いたままを発音するという作業を繰り返して、ハングルを覚えていきます。
韓国語の発音は日本語より複雑で、なかなか正しい発音にならないので、子どもたちのようにとにかく聞いてそのまま発音するという練習を繰り返すと上達が早いと思います。
例えば、「바」と「파」は、発音はカタカナで表すなら「パ」ですが、全然別物なのでそれぞれを正しく発音しないと何が言いたいのか理解してもらえません・・。
私なんてバナナすらまともに発音できないので、聞き取ってもらえないときは英語で言います(笑)
パダスギ:聞こえた文章を書いてみよう
リスニング力を鍛えるなら、「パダスギ(받아쓰기)」がオススメ。発音の練習にも繋がります。
英語学習ではディクテーションと呼ばれる方法で、聞こえた文章をそのまま書くこと。
韓国の小学校では、1年生の1学期で先ずハングルを理解し書けるように学習が進み、後半の2学期からこのパダスギが始まります。
韓国語は、音の変化が多く存在し(連音化や流音化などなど)、実際パダスギをやってみると、聞いたまま書いたら違った・・という場合が結構あると思います。
例えば、「広い」という単語を発音すると【널따(ノルタ)】で、実際に書くときは【넓다】が正解。
ㅂは発音しないし、2文字目は濃音化(ㄸ)になっています。
韓国語学習初心者の私には何がなにやら・・。規則や単語を覚えるしかないですねぇ。
ちなみに、息子はPC教室でパダスギを練習できるソフトを利用して練習しているようです。
タブレット学習でも、1年生からPC型タブレットに代わったので文字が打ち込めるようになり、パダスギができるようになりました。それだけパダスギの練習が大事だということですね。
このように、聞いた文章を書いてみたり、PCやスマホを利用して文字を打つことを繰り返して韓国語は徐々に上達していくので、パダスギは効果的な勉強法だといえます。
1年生のパダスギ練習問題
パダスギのミニテストは、どの学校でもたいてい週1回実施されます。
教科書に出てきた単語や文章を先生が選んで、子どもたちは家で練習し、テストに望むという流れ。
それでは、実際のパダスギの問題を見ていきましょう。
初めてのパダスギの問題です。
教科書の中に出てくる単語や文章から出題。
私は初回から息子より点数が低い・・(苦笑)
책을 읽다.のような文章が登場。句読点に注意です。
日本語の「。」にあたるのが、「.(마침표)」で、日本語で使う「、」の代わりに韓国語では、スペースを入れて間隔をあけます。これらも正しく書けるように練習をします。
どの単語の間にスペースを入れるのか未だよく分からない。
9回目。段々複雑になってきました・・。
パダスギをやって気づくことは、発音や聞き取りがきちんとできていれば書けるということ。
私のように、「바」か「파」悩むことはありません。
パダスギの練習が嫌いな息子。
毎日書けば誰でも出来るテストなのに、面倒だからとやりたがらない・・。
点数じゃなくて、毎日コツコツやるしかないのに。(私もやりたくはないけど付き合っているのに・・w)
さいごに
私も一緒にパダスギをするようになって、これくらいの短い文章や単語でも十分効果を感じられました。
韓国ドラマなど、気に入ったセリフや歌詞の書き取りをやるのもいいですね。気長に続けるために、楽しい題材を選ぶのも大事です。
私の昔話ですが、カナダの語学学校で授業を受けていたときに、このパダスギ(ディクテーション)が毎日の宿題でした。
題材がニュースだったので全然楽しくなかったけれど、本場の英語のスピードに慣れるという点では役に立ちました。
当時は英語の曲が好きで歌詞を覚えたりしていましたが、歌詞って正しい英語を使っているわけではないので勉強向きではないんだなと思った記憶があります(苦笑)それでも、勉強のモチベーションアップのためには必須。好きって大事ですねぇ。
英語は無条件で好きだったけれど、韓国語にはなんとなく不向きだと分かっているので、韓国生活をしていてもさっぱり伸びませんが、せっかくなので息子と一緒に少しづつ韓国語学習を進めていきたいと思います。