小学生になってからも、息子の“敏感さ”はずっと続いています。
長期休み明けは教室へ入れなくなったり、
ちょっとしたことで大きく落ち込んだり。
学校から帰ってくると、ぐったりして動けない日も少なくありませんでした。
特に1〜2年生の頃は、
「この子、本当に学校生活に慣れていけるのかな」
と不安になることも多かったんですよね。
でも2年生になってから、少しずつ変化も見えてきました。
もちろん、今でも苦手なことはたくさんあります。
それでも、
「前よりラクになったかも」
「この子なりに成長しているんだな」
と思える場面が、少しずつ増えてきた気がしています。
今回は、そんな敏感な息子の“2年生で見えてきた変化”について、実体験をもとにまとめてみたいと思います。
「かなり繊細なタイプですね」と言われ続けてきた
年末に、担任の先生との個別面談がありました。
息子の学校生活について聞いてみると、先生が少し考えてから、
「ここまで繊細なタイプの子は、なかなか珍しいですね」
とおっしゃったのです。
思わず笑ってしまいましたが、心の中では、
「やっぱりそうなんだなあ」
と妙に納得してしまいました。
というのも、保育園の頃から、同じようなことを何度も言われてきたからです。
先生方も、
「どう対応したらいいか迷うくらい繊細」
と話されることがありました。
もちろん、“手がかかる子”はたくさんいると思います。
でも息子の場合は、「困らせたい」というより、“感じすぎてしまう”タイプなんですよね。
だからこそ、小さな「できた」が、本当に大きく感じることがあります。
厳しい先生との出会いで変わったこと
2年生の担任の先生は、1年生の頃とはかなりタイプの違う先生でした。
1年生の先生は、とにかくやさしく見守ってくださるタイプ。
一方で、2年生の先生は、
「ダメなことはダメ」
「自分でできることは自分でやる」
という、かなり厳しめの先生でした。
宿題も多く、クラスルールもしっかり。
周りの子どもたちも、
「先生きびしい〜!」
「つかれた〜!」
と泣きながら言っているくらいで、親としても最初はかなり不安でした。
特に息子は行き渋りが強くなり、教室へひとりで入るまで3ヶ月以上かかりました。
1年生の頃の先生なら、もっと声をかけたり助けてくれていたと思います。
でも2年生の先生は、必要以上には手を出しませんでした。
教室の前で止まっていても、無理に引っ張ることはせず、
「自分で入るまで待つ」という感じ。
親としては正直かなりヤキモキしました(笑)
「もう少し助けてほしい…」
と思ったこともあります。
それでも不思議と、息子は先生のことが好きだったんですよね。
厳しいけれど、子どもたちのことをちゃんと見てくれている。
何事にも一生懸命で、
“自立する力”を育てようとしてくださっているのが伝わってきました。
そして後期になる頃には、息子にも少しずつ変化が見えてきました。
自分で準備をしようとしたり、
「やってみよう」とする場面が増えてきたんです。
もちろん、今でも不安は強いです。
でも、
「誰かに助けてもらう」だけではなく、
“自分で乗り越えた経験”も、少しずつ息子の力になっているのかもしれません。
子どもって、先生との出会いでも本当に変わるんですよね。
だからこそ、
「来年はどんな先生と出会うんだろう」
と、今は少し楽しみにも感じています。
放課後の世界が少し広がった
1年生の頃は、学校が終わるとすぐ帰宅していました。
知らない場所。
初めてのこと。
人の多い環境。
そういうものへの不安がかなり強かったんですよね。
でも2年生になってから、少しずつ放課後の世界も広がってきました。
始めたのは、学校の部活動と柔道。
柔道は、最初は道場へ入るだけでも緊張していました。
それでも、先生や先輩たちがあたたかく接してくれたことで、少しずつ安心できる場所になっていったようです。
今では、
「今日も行きたい!」
と、自分から言うほどになりました。
正直、かなり疲れていると思います。
それでも、“楽しい”が勝つみたいなんですよね。
HSCタイプの子って、
「安心できる場所」
「安心できる人」
があるかどうかで、本当に変わるんだなあと感じます。
緊張しながらも、最後までやり切れた
2年生の学芸会では、人前で演技をする機会がありました。
演じたのは、韓国の絵本『ふわふわくもパン(구름빵)』のお話。
小さい頃から親しんでいた絵本だったこともあり、息子も練習の頃から少し楽しみにしていたようです。
小さい頃からたくさん人がいる場所がかなり苦手だった息子。
正直、本番前は、
「途中で無理になるかも…」
と思っていました。
でも当日は、ガチガチに緊張しながらも、最後までやり切ったんです。
終わったあと、私の顔を見るなり少し涙ぐみながら走ってきて。
その姿は、今でも忘れられません。
敏感な子って、“できないこと”が目立ちやすいけれど、
実は、人一倍勇気を出して頑張っていることも多いんですよね。
そして親としても、繊細な子の育児は大変なことばかりではないと感じる瞬間があります。
息子の場合、小さい頃は「みんな普通にできること」が難しい場面が本当に多くて、不安になることもたくさんありました。
でもその分、
「前はできなかったことができた」
そんな小さな変化にも、大きく感動できるんです。
学芸会で最後まで立っていられたことも、周りから見れば小さなことかもしれません。
それでも、わが家にとっては忘れられない成長のひとつでした。
それでも、まだ苦手なことはある
もちろん、成長したことばかりではありません。
今でも苦手なのは、
です。
2年生になっても、長期休み明けは付き添い登校をしていました。
教室へ入る直前で止まってしまったり、
「一緒に来て」
と言われる日も、まだあります。
周りを見ると、
「もう2年生なのに…」
と思ってしまうことも正直ありました。
でも息子を見ていると、“できない”というより、
「不安が強い」
に近い感じなんですよね。
一度教室へ入ってしまえば、その後は普通に過ごせていることも多いので、
今はまだ、“入り口が難しい時期”なのかもしれないと思っています。
音への敏感さに見えてきた変化
息子は小さい頃から、音への敏感さもかなり強いタイプでした。
特に、
が苦手。
でも最近、
「ダンス教室、行ってみたいかも」
と言い出したんです。
以前なら絶対避けていた場所だったので、かなり驚きました。
実際に行ってみると、
「音、もう平気かも!」
と。
もちろん、全部大丈夫になったわけではありません。
でも、「ずっと変わらない」わけではないんだなと感じました。
敏感さって、なくなるというより、“少しずつ付き合い方を覚えていく”ものなのかもしれません。
さいごに
以前は、
「もっと早く慣れてほしい」
「みんなみたいにできたらラクなのに」
と思ってしまうこともありました。
でも今は、
“その子なりのペース”
って、本当にあるんだなあと感じています。
時間はかかる。
不安も強い。
周りより慎重。
それでも、息子は息子なりに、少しずつ世界を広げてきました。
学校へ通うこと。
友だちと関わること。
新しいことへ挑戦すること。
当たり前に見えることでも、息子にとっては全部「頑張ったこと」なんですよね。
もし今、
「うちの子、ちょっと敏感すぎるかも」
「学校生活が大変そう」
と感じている方がいたら、
“今はまだ途中なんだ”
と思ってみてもいいのかもしれません。
同じように悩みながら過ごしている家庭はきっと少なくないと思います。









