【入学半年】繊細な息子が小学校でどう過ごしたか|HSCの親の記録

韓国で小規模小学校生活 HSC(繊細な子)

早いもので、息子が韓国の公立小学校に入学して半年が経ちました。
短い夏休みを終えて2学期に突入。HSC(ひといちばい敏感な子)の息子にとって、学校生活はどんな時間になったのでしょうか。

保育園時代は登園拒否を繰り返し、毎日の通園さえ大きな課題だったわが家。
小学校入学にあたり掲げた目標はただひとつ。

「毎日学校に通うこと」

その後の様子を振り返ってみたいと思います。

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学校に楽しく通えていることが何より

驚くことに、入学から半年間、一度も「学校に行きたくない」と言った日はありませんでした。
保育園ではあれほど登園拒否をしていたのに、小学校では毎日時間通りに登校しています。

楽しく通えている理由は、

  • クラスが10人以下の小規模校だったこと
  • 担任の先生との相性がよかったこと
  • 保育園のようなお昼寝がなかったこと

の3つが大きいと感じています。

とくに「お昼寝必須」が苦痛だった保育園時代。
今はそれがなくなり、本人にとってストレスが減ったのだと思います。

付き添い登校と癇癪の日々

とはいえ最初の3か月は、教室に一人で入れず私が毎日付き添いました。
泣きながら先生に引き取ってもらう日もあり、「このままで大丈夫なのだろうか」と私自身も不安でいっぱい。

帰宅後は緊張の反動からか癇癪を起こすことも多く、放課後は好きな遊びに没頭してようやく気持ちが落ち着く、といった状態でした。

それでも1か月、2か月と経つうちに癇癪は減り、少しずつ自分のペースで学校に馴染んでいったように思います。

学校での診断テストと戸惑い

入学後すぐに「感情行動特性検査(簡易発達診断)」を全員が受けました。
HSCは発達障害と似た特徴を持つため、チェック項目に多く当てはまり、私は内心ドキッとしたのを覚えています。

しかし担任の先生からは、
「とても繊細ですが、慣れれば大丈夫そうですよ」と声をかけてもらい安心しました。

発達検査や適性診断は少し戸惑うものの、むしろ 「HSCを先生に理解してもらうきっかけ」 になったと今では思っています。

少人数クラスで得られた安心感

少人数クラスだから得られた安心感

10人以下という超小規模クラスは、HSCの息子にぴったりでした。

  • 教室や校舎がこぢんまりしていて迷いにくい
  • 学年を越えて自然に友だちができる
  • 発言の機会が多く、自信に繋がる

小さな変化にも先生や友だちがすぐに気づいてくれることも、息子にとって安心材料でした。

半年を終えて思うこと

まだ完全に一人で教室に入れるわけではなく、長期休み明けは行き渋ることもあります。
それでも、「毎日学校に通えている」 という事実は、保育園時代を思えば大きな成長です。

改めて感じるのは、HSCの子にとって何より大切なのは 安心して通える環境 だということ。
その安心感があるからこそ、少しずつ挑戦し、新しいことにも向き合えるのだと思います。

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