韓国で暮らすわが家。
年に2度は日本へ「一時帰国」するのが恒例行事になっています。
今回は秋、息子(8歳)を連れて2週間ほどの滞在。
行く前からスーツケースの中身は“ほぼお土産”と決まっていて、私の服は手のひらサイズのバッグに収まる程度。
どちらが“本体”かわからない荷造りをしながら、「ああ、今年もこの季節か」と思うのです。
…が、のんびり帰省?なんて、幻想。
手続き、病院、美容院、買い出し、親との時間、友達との再会、実家の片付け…予定はギッシリ。
しかもそこに“子ども”というランダムイベントが加わるわけで、想像していた3倍のエネルギーが必要になります。
それでも、「やっぱり帰ってよかったな」と思う瞬間がちゃんとあるのが、一時帰国の不思議なんですよね。
今回はそんな、“やること盛りだくさんの帰国”を、情報と笑いを交えながら振り返ってみます。
【1】免許の暗証番号の認証に30分?
今回は一時帰国中に、運転免許の「暗証番号の確認」をしておこうと思いました。
免許の更新時に設定した2つの番号の控えをなくしてしまっていて…。
ロックされているわけではないし、「確認だけなら5分で終わるでしょ」と軽い気持ちで、地元の警察署へ。
受付はサクッと終了。でも、そこからが長かった。
待合スペースには数人しかいないのに、順番がなかなか進まない。
息子は「まだ〜?」とイライラ。
私は持参した折り紙でなんとか気を引きながら、静かに待つこと約30分。
「確認だけのつもりだったんだけどなぁ…」と、だんだん気力が削られていきます。
まさかの、マイク越しでの番号発表
やっと窓口に呼ばれて、「やっと終わる…!」と安心したのも束の間。
最後の“伝え方”に、ちょっとびっくりしてしまいました。
担当の方が、やや控えめな声だけどマイクの近くでひと言。
「暗証番号は、1234 と 5678 ですね〜」
(……うん、聞こえてるよね、ほとんど人はいないけど)
そんなこんなありながら、結局、番号を聞くだけで所要時間は約30分超え。
オンラインでできたらいいのに…と思いつつ、
これが日本の「きちんと確認」の文化なんだなと、妙に納得してしまったり。
韓国では、こういう手続きがもっと簡単に済んでしまうことが多いので、
久しぶりに味わう“人を介した、じっくりした時間”に、
「あ〜、帰ってきたな」としみじみ感じる瞬間でもありました。
【2】「電話番号が停止に」って⁉︎
帰国してすぐのある日、買い物中にスマホが鳴りました。
日本国内なのに、なぜか国番号付き。
(え、日本なのに国際番号?)とちょっと引っかかりつつも、
そのまま応答してしまいました。
出てみると、若い男性の声でこう言われました。
「こちらはNTTです。このままだと、現在ご利用中の電話番号が利用停止になります。」
えっ、えっ、突然なぜ?と、頭の中が一瞬真っ白に。
買い物中だったので、「今ちょっと聞けないので後で」と伝えて切ったものの、
その後は一切かかってくる気配なし。
(……あれ、これって怪しくない?)
ようやく冷静になり、すぐに契約中の携帯会社に確認してみることに。
結果 → あっさり「関係ないです」
担当の方の答えは、とてもシンプルでした。
「うちはNTTグループではないので、それはたぶん別ですね。」
…ですよね。
どうやらあの電話、やっぱり詐欺っぽい。
ちなみにその後、同じ番号からの着信はなかったのですが、
別のタイミングで何度か国際電話がかかってきました。
とりあえず今回は、電話に出てしまったけれど、何も伝えずに終わったのが幸いでした。
【3】セルフレジ、どこまで“セルフ”?
日本のスーパーやコンビニで毎回感じる、小さな違和感。
それは、「人がレジにいるのに、現金は渡せない」という謎の儀式!(私だけ?)
スキャンは人、会計は機械。なにこの二段構え。
韓国ではキャッシュレスが進んでいて、支払いはスマホかカードでサクッと完結。
現金社会は終焉を迎えつつあり、無人レジも多く、
店員さんとのやりとりが最小限ということも珍しくありません。
でも日本では、しっかりと挨拶してくれて、丁寧に商品をスキャンしてくれて、
「ここまでやってくれるなら支払いも…」と思うじゃないですか。
「お会計は〇番の機械でお願いしま〜す」
…まさかの自己責任ゾーンに放り出されるスタイル。
しかも、コンビニでバーコード決済を選んでみたら、
また店員さんが戻ってきて「ピッ」と読み取ってくれるという謎構造。
(えっ、人戻ってくるんかい…!)
完全セルフでも完全有人でもない、“ハイブリッド型レジ”に、毎回ちょっと戸惑います。
息子は、“ピッ職人”として覚醒中。
そんな私の横で、息子はというと…
目をキラキラさせながら、
「ボクがやる!ピッってやるのやりたい!」とノリノリ。
商品を読み取り、袋に入れ、レシートを取るまで、完全に流れをマスター。
…誰にも頼まれてないのに、私より上手。
まるでアルバイト経験者のような手際の良さです。
困ってるのは、むしろ大人たち?
平日の昼間、スーパーで買い物していると、
高齢の方がセルフレジ前で戸惑っている様子もよく見かけます。
店員さんはそばにいるけれど、
全員にはすぐ対応できるわけでもなく…。
「便利なはずの機械が、逆にプレッシャーになる」そんな矛盾を感じる場面も。
完全セルフでも、完全有人でもない。
「人が見てるセルフ」という、ちょっと緊張感のある日本のレジ文化体験です。
【4】回転ずし3社食べ比べレポ
一時帰国中の楽しみのひとつが「回転寿司めぐり」。
今回の帰国では、はま寿司・くら寿司・スシローの3社に立ち寄りました。
どこも子連れウェルカムで助かるのですが、実際に行ってみると、それぞれに“個性”が光っていておもしろい!
小学生の息子と一緒に体験して感じた、リアルな推しポイントをまとめてみました。

🍜 はま寿司|キッズメニューにガチャコイン
うちの息子が「また行きたい!」といちばん言っていたのがはま寿司。
理由は、キッズメニューにガチャコインがついてくるから!
お子様うどんやプレート系メニューを頼むと、お会計時にコインがもらえて、
出入り口近くのガチャマシンを自分で回せる仕組み。
食べ終わったあとも楽しみがあるって、子どもには嬉しいですよね。
それ以外にも、子ども用食器やキッズチェアが揃っていて、
家族連れで安心して食事できる環境が整っていると感じました。
🍣 スシロー|“ネタの質”がピカイチ!
3店舗とも「いくら」を頼んでみたのですが、
粒の大きさはスシローがダントツ。
他のネタも全体的にしっかりしていて、「あ、今日はネタを楽しみたい気分かも」と思ったらスシローが間違いない印象です。
特に子どもって“好きなネタ”が決まっていたりするので、
そのネタがちゃんとおいしいと、満足度がぐっと上がるんですよね。
🍬 くら寿司|お皿が片づけられる
くら寿司といえば、やっぱり「びっくらポン!」。
お皿を5枚入れるごとに、席に設置されたガチャが回る仕組みで、
これが子どもにはもう大ヒット。
息子はもう“お皿を入れる担当”として真剣そのもの。
「次の5枚!」「あと1枚でガチャ!」と、いつもより食べるペースが明らかに早い…(笑)
ただ、ほとんど当たらないのも事実。
毎回「……出ないね」とちょっとションボリするのもお約束ですが、
その“惜しい!”が次回のモチベーションになっている気がします。
あと、個人的に良かったのは、注文したお皿がちゃんと自分の席で止まること。
小さい子どもがいると、他のお客さんのお皿と間違えて取ってしまうリスクがあるので、
この仕組みは本当に助かります。
🎯韓国スシローについての小話
韓国にも「がってん寿司」や「スシロー」など、日本でおなじみの回転寿司チェーンがあって、気軽に日本食が楽しめます。
でも、最近はちょっと…いや、かなりお高めになってきました。
以前は一皿190円くらいだった気がするんですが、気づけばサーモンも鉄火巻きも300円オーバー。
「いくら」にいたっては500円台!しかも粒がちょっと小さい。
値上げは仕方ないとはいえ、気軽にパクパク食べられる感じじゃなくなってしまって、
最近は刺身を買ってきて、家で寿司をにぎるスタイルに落ち着いてます。(昔のバイト経験が役に立つw)
韓国でもお寿司は大人気だし、回転寿司もあちこちにあるんですが、
やっぱり日本の回転寿司のコスパとクオリティは別格ですね。
ついでに言うと、パン屋さんも日本が最高です!
一時帰国で買ってよかったもの3選
今回の一時帰国でも、スーツケースの空きスペースにしっかり詰め込んで持ち帰った「日本でしか買えない愛用品たち」。
実際に使ってみて「やっぱり買ってよかった…!」と思えた、今回の自分用ベスト3をまとめてみました。
真剣にお勧めできるものばかりです!
🥇 ReFa(リファ)ハートブラシ
今回の帰国で、プレゼントしてもらったReFa(リファ)のハート型ブラシ。
見た目の可愛さに「わあ、かわいい〜」とテンションが上がったのですが、実は驚くほど髪がスルンと整う実力派でした。
私は全く知らなかったのですが、女性のあいだではかなり人気のアイテムだそうで、
なんと姪っ子まで持っていたという…!まさに話題の定番ブラシ。
濡れた髪にも使えるので、お風呂上がりにも◎。
ブラシのカーブが頭にしっかりフィットして、軽いブラッシングでも心地よいマッサージ効果があるのも嬉しいポイントです。
旅行中はポーチに入れて持ち歩いていたくらい気に入って、
韓国では見かけないデザインだったこともあり、お世話になっている知人へのお土産としても購入しました。
これは女性へのギフトにぴったりだし、
男性にもぜひおすすめしたい“間違いないプレゼント”だと思います!
🥈 両履きサンダル
靴箱の前、ベランダ、玄関…
どこに置いても「前後を気にせずサッと履ける」のが最高すぎる!
ズボラな私がずっと求めていたのは、まさにこういうサンダルでした。
さすが日本、痒い所に手が届く商品がなんてもある(感激)!
デザインはとてもシンプル。
でも実はこの「前後どちらからも履ける設計」って、ものすごく快適なんです。
揃えて向きを直すひと手間がいらないって、想像以上にありがたい…!
私は主にベランダ用に使っているのですが、あまりの良さにもう1足買い足し、ついでに実家の母にもプレゼント。
実は最初、似たような別メーカーの両履きサンダルを使っていたのですが、重くて微妙…。
こちらに切り替えたら、軽い・丈夫・乾きやすいと三拍子揃っていて大満足でした。
🥉 命の母(女性向け和漢薬)
これまで薬やサプリにはあまり頼ってこなかったのですが、
やはり年齢には逆らえず…というか、最近「なんとなく疲れやすいな」「よく眠れないな」と感じる日が増えてきて。
イライラしやすいのは性格だとしても(笑)、ホルモンバランスが乱れている気がして、
初めて導入してみたのがこの「命の母A」。
漢方・生薬ベースの処方で、更年期だけでなく幅広い年代に対応しているのも安心ポイント。
私は少量からゆっくり試していますが、調子が確実に良くなってきている気がしています。
(特に、よく眠れるようになったのは大きい!)
海外では手に入りにくいこういった市販薬こそ、「日本で買っておいてよかった」と思える一品。

『命の父』はないの?
男性向けにも「命の父」があればいいのに、と思うのは我が家だけではないはず(苦笑)。
ちなみに、月経にともなう不調や気分の波で悩んでいる方には、
姉妹品の「命の母ホワイト」がおすすめ。
そちらはPMSや生理前後の心身のバランスをサポートしてくれる処方になっています。
✈️ まとめ:やっぱり一時帰国はいい!

こうして振り返ってみると、
暗証番号ひとつ確認するのにも時間がかかるし、
スーパーのレジでは毎回ちょっと焦るし、
電話は詐欺っぽいし、
寿司屋ではガチャを回すために食べ過ぎるし…。
でもその全部が、「ああ、帰ってきたんだな」と思わせてくれる時間でもありました。
海外に暮らしていると、日本の当たり前がちょっと特別に見えたり、
細かいことで驚いたり笑えたりする。
それは面倒だったり、面白かったり、ちょっと泣けたりするけれど、
そんな体験がぎゅっと詰まっているのが「一時帰国」なのかもしれません。
忙しさにバタバタしながらも、
「今回もなんとか乗り切った!」と笑えるように、
これからも、たまには帰国してリフレッシュしつつ、
日々の韓国生活で鍛えられながら(笑)、また頑張っていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Switch 2についての一時帰国メモ、NOTEにも書きました👇
気になる方はこちらから!




