~国際結婚10年でわかった、理想像よりも大切なこと~
「理想の夫」って、どんな人を思い浮かべますか?
高収入?優しさ?家事や育児を分担してくれる人?
結婚前は誰もが“理想像”を描きながら相手を探そうとしますよね。
でも、結婚して10年経った今、私は思うのです。
──理想って、必ずしも条件で決まるものじゃない。
この記事では、私自身の国際結婚の経験から、「一緒にいて心地よい人がいい」と気づいたプロセスを紹介します。
世間の理想にモヤモヤしたり、自分に合う人が見つからないと感じている方に読んでいただきたい内容です。
一般的に“理想の夫”に求められる要素とは?
日本の20~39歳女性100名調査(Oggi.jp)では、「自然体でいられること」「思いやりがあること」「コミュニケーションが円滑であること」が、理想の夫婦像において上位に挙げられています(出典:Oggi.jp 理想の夫婦に共通する特徴)。
また、婚活中の男女1,655名を対象にした調査(Bridalnet)では、「お互いを尊重し合う(43.5%)」「自然体でいられる(21.1%)」「対等なコミュニケーション(19.2%)」がトップ3にランクイン(出典:Bridalnet 婚活中の理想のパートナー像調査)。
これらの調査結果からも、「条件よりも関係性」こそが現代の理想像として重視されている傾向が見えてきます。
では、私の夫はこれらに当てはまるのでしょうか?体験ベースで検証してみたいと思います。
理想の夫の特徴5つ〜うちの夫の場合〜
1. 家族が最優先
仕事が終わればまっすぐ帰宅。
食事会も最小限で、家庭を優先する姿勢を10年間ずっと変えずにいてくれます。
2. 家事・育児に自然に参加
分担を話し合わなくても、気づけば自然に動いていることが多いです。
育児も、赤ちゃん期は抱っこ担当、今は休日に外遊びに連れて行くなど。保育園や学校の書類も任せっぱなしで、従っても頼りになる存在です。(子どもに厳しめの父親なので、息子的には「理想の父」かどうかは不明(苦笑))
3. 仕事と家庭のバランスが上手
仕事も時間内に集中して終わらせてくれます。
会社の仕事付き合いもランチタイムを活用するなど、家庭の時間確保を優先してくれます。
4. お金に堅実で、信頼できる
家計管理は夫が担当していますが、基本的にお互い節約家なので特に問題はないようです。
5. 感情のコントロールができる
いつも穏やかで、私に対して怒ったことが一度もありません。
疲れているなと感じたらコーヒーを準備してくれるなど、精神的な支えもできる人です。
周囲からは、「私に気を遣いすぎ」だという指摘もありますが、私もそう思います(苦笑)。
教科書のような人だなぁと。
ただ、元からの性格のため、夫自身も変えようがないとか。 ストレスになっていなければ良いけれど…(汗)
これからもがんばります。
韓国人の夫と暮らして思うこと
文化や言葉の壁を乗り越えて結ばれた国際結婚。
もちろん大変なこともありますが、言葉が通じなくても、相手の意図や価値観が自然と伝わってくるような関係性が築けるなら、うまくいく可能性は十分にあると思います。
ただし、結婚前には、現実的な面──例えば相手に安定した収入があるかどうか、家族や親戚との関係性など──はきちんと確認しておくことをおすすめします。そうすることで、後々のゴタゴタを避け、安心して新たな人生をスタートさせられるはず。
韓国ドラマでは、「愛の表現が盛ん」な男性が描かれますが、実際の生活は人によりけりです(本当に…)。
国際結婚をして思うのは、「どこの国の人か」よりも「どう向き合ってくれるか」が重要だということでした。
理想の夫とは「自分に合う人」
理想の夫と聞くと、条件やスペックを思い浮かべがちですが、私が結婚生活を通して感じたのは、「自分が自然体でいられるかどうか」が本質だということです。
趣味も性格も夫とは真逆ですが、基本的な価値観が近く、お互いに補い合いながら自然とバランスが取れている。完璧ではなくても、“ちょうどいい関係”が築けていれば、それが一番の理想なのかもしれません。
もちろん、夫にも欠点はあります。でも、それを責めることなく、お互いにカバーし合える関係だからこそ、無理なく続けてこられたのだと思います。(夫に怒られた息子へのフォローはいつも私の役目w)
理想の相手と結婚前に確認しておきたい現実的ポイント
結婚生活を長く続けるには、「好き」や「フィーリング」だけでは乗り越えられない現実もあります。
以下のような点を、結婚前にしっかり話し合っておくことが、安心してスタートを切るカギになるかもしれません:
私の場合、国際結婚ということでどうしても慎重にならざるを得ない状況で・・。
これら全てを夫には洗いざらい聞いてしまいましたが、全て聞いて納得した上で結婚することに決めました。
どれもロマンチックではないけれど、長い生活の中ではとても大切なこと。事前に確認しておけば、後々のすれ違いを避けやすくなります。
さいごに:理想は“条件”ではなく“心地よさ”の中にある
私自身、結婚するつもりはなかったのに、ふとしたきっかけで夫と結婚することに。
今では、思っていた以上に“心地よい”パートナーと出会えたと感じています。
理想の夫は人それぞれですが、私にとっては、完璧な条件よりも「一緒にいてラクかどうか」がいちばん大切でした。
これからもお互いを思いやりながら、無理なく自然体でいられる関係を続けていけたらと思います。