こんにちは!今回は、夏から秋にかけてできる「ホウセンカを使った天然マニキュア」を紹介したいと思います。こちら韓国でも、昔から親しまれている遊びで、今でもやっている人はたくさんいるんですよ。
息子の通う保育園では庭でホウセンカの花を育てていて、花が咲くころになると爪をオレンジに染めて帰ってきます。簡単でキレイに染まるし、子どもも大人も一緒に楽しめる遊びにもなるので、ぜひやってみてくださいね!
ホウセンカはこんな花です
ホウセンカ(鳳仙花)は、6~9月にかけて花が咲きます。別名は、「爪紅(つまくれない)」。化粧品がない平安時代にはこの方法でマニキュアをしていて、ホウセンカやホウヅキで爪を染めることを「爪紅」と言っていたそうです。
初心者でも育てやすい花で、私の実家も保育園の庭にもいっぱい咲いていました。様々な花の色がありますが、やはり爪マニキュアをやるなら、赤色の花びらがキレイに色が出るのでオススメですよ。
花を摘むところから、子どもたちの遊びは始まります。
園児たちが庭で花を摘んで、石のお皿にのせて遊んでいました。ホウセンカの花の色が鮮やかなので、こんな風に置いておくだけでもキレイですね。
ホウセンカのマニキュアをやってみよう
それでは、ホウセンカの花で爪を染める方法をご紹介します。
準備物:ホウセンカの花びらと葉(1人、花5枚分くらい)、すり鉢&すりこぎ(ビニール袋で代用可)、テープ(またはラップ)、ミョウバン、ハンドクリーム
- ホウセンカの花びらと葉をすり鉢に入れ、すりこぎで汁が出てくるまですりつぶす(すり鉢がなければ、ビニール袋に花びらを入れてもんでも良い)
※子どもたちは使いませんでしたが、花びらと一緒に「ミョウバン」を少量入れると発色が良くなり、色が長持ちする効果があります - 爪以外の部分に、ハンドクリームをぬる
- 作ったペーストを爪に適量のせる
- ビニール手袋の指先の部分を切り、指をカバーして、爪が染まるまでテープで固定する(ラップでも可)
- 2時間ほど置いたら完成!(一晩ぐらい置くとしっかり染まります)
子どもたちの指をみると分かりますが、爪も染まりますが皮膚もよく染まるので、最初に指にハンドクリームを塗って保護しておくのも良いですね。
天然のマニキュアということで小さい子どもも手軽にできますが、待つ時間が長くて嫌がる場合は、10分ほど置いただけでもちゃんと染まるので、子どもに合わせて時間を置いてみてください。保育園では、お昼寝前にこの遊びをして、起きる頃に、はがしているようです。
息子は染めた後に指が少し皮膚がかゆいと言っていたので、皮膚が弱い場合は少し注意が必要かもしれません。遊び終わったあとは、手や指をきれいに洗ってくださいね。
韓国のホウセンカにまつわる言い伝え
韓国では昔から、「夏にホウセンカ(봉선화)で染めた爪が、初雪の降る日まで赤く残っていると、初恋が叶う」という言い伝えがあり、今でも韓国ドラマなどで爪を赤く染めるシーンがあったりします。韓国は初恋や初雪の言い伝えが多く、敏感に反応する人が多い印象です。
また、韓国では「赤色=魔よけの色」として信じられているので、赤色を嫌がる鬼たちを追い払い、子どもを守るという意味を込めて、子どもたちの爪を赤く染めるという文化があります。
最後に
ホウセンカのマニキュア、いかがでしたでしょうか?
保育園の子どもたちは、花を摘むのも、すりつぶすのも、爪に塗るのも大好きです。
夏から秋までできるので今年も何度かやっていて、外出したときに赤く染まった指先を見られる度に、「あら~きれいに染まってるねぇ」なんて声を掛けられたりします。
大人のようにマニキュアをしたい!と思っているおしゃれなお子様にもぴったりの遊び。自然の草花の色を使っているので安心ですし、お花さえあればいつでも簡単にできるので、ぜひ楽しんでみてくださいね~!