【プラティ飼育日記⑤】尻尾が再生!?性転換で赤ちゃん誕生の不思議な日々

初めてのプラティ飼育 子どもと遊ぶ

プラティたちを飼育していると、小さな水槽の中で驚くような出来事が起きることがあります。

今回は、そんな中でも特に印象的だった
「尻尾の再生」「性転換で赤ちゃんが生まれた!?」という、
まさかの体験をお届けします。

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尻尾が欠けた!?プラティに起きた異変

異変に気づいた日

ある日、いつも通りに水槽をのぞいていたら――
1匹のプラティの尻尾が明らかに短くなっていることに気づきました。

尻尾が欠けたプラティ

よく見ると、ヒレの先端が欠けており、左右非対称に。
泳ぎ方も不自然で、体をくねらせながらゆっくり底の方へ沈んでいくような様子…。
ぐったりしているように見えました。

明確な原因は分かりませんが、

  • 仲間のプラティに追いかけられて傷ついたのか
  • あるいはフィルター掃除中に吸い込まれてしまったのか

いずれにしても、目に見えてダメージを受けているのは明らかで、
その小さな体がとても痛々しく見えました。

それでも生きようとする力

すぐにその子を隔離ケースに移し、静かに見守ることにしました。
最初のうちは底に沈んでじっとしていましたが、2日目には少しずつ泳ぎ始め、餌にも反応するように。

そして1週間ほど経ったころ、尾びれの先端にうっすらと透明な膜のようなものが見えるようになりました。
最初は「気のせいかな?」と思う程度でしたが、日ごとにその膜は広がっていきます。

再生はゆっくりですが確かに進んでいて、色はまだ戻っていないものの、形は元の尾びれに近づいてきたのです。
「尾びれって、再生するんだ…!」という驚きとともに、
魚のもつ自己治癒力のすごさを、身をもって知ることになりました。
色こそまだ戻らないものの、元の尻尾に近い形にまで再生してきました。

尻尾が回復してきたプラティ

トーマシーとの再生エピソード

ちなみに我が家の水槽では、プラティたちと一緒にトーマシー(アノマロクロミス・トーマシー)も暮らしています。

実は以前にも、オスのトーマシーがメスのトーマシーを噛んで尾びれを傷つけたことがありました。
そのときも今回と同じように、透明な膜が張り、ゆっくりと尾びれが蘇っていったのです。

プラティもトーマシーも、
魚たちの驚くほどの治癒力と、たくましい生命力には、ただただ感動するばかりです。
尻尾が再生するなんて、知らなかった!

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ペットショップで見たかわいいプラティたち

赤ちゃんの多さに癒される

そんな尾びれの再生に感動した数日後。
ちょっとした気分転換に、近所のペットショップへ出かけました。

お店のプラティ水槽

そこには、色とりどりのプラティたちがたくさん!
オレンジ、赤、黄色、黒……華やかに泳ぐ姿は、水槽全体がまるで小さな宝石箱のよう。

しかもこの日は、赤ちゃんプラティがたくさん生まれている日だったようで、
小さな稚魚たちが水草の陰をスイスイ泳いでいて――

「あーー……かわいい!!!」と、気づけばしばらく立ち止まって見入ってしまいました(笑)

プラティはやっぱり、愛嬌があって、何度見ても可愛いです。

韓国と日本のペット用品事情

いま私は韓国でプラティを飼育しているのですが、
こちらではプラティ1匹がだいたい300円くらいで売られていて、わりとお手頃なんです。

最近は韓国でも、子どもたちを中心に熱帯魚を飼う人が増えてきていて
ペットショップも少しずつ品ぞろえが充実してきてるな〜と感じています。

でも実際に使ってるペット用品って、ほとんど日本製なんですよね。
水槽まわりも、日本製のろ過装置とか飾りグッズとかで揃える人が多い。

ただ、エサと薬は、日本製があまりないので、私は帰省のたびにまとめて買って帰ってきています。
韓国のショップにもエサはあるけど、種類が少ないし、安心感もやっぱり日本製に軍配が上がるというか…。

犬や猫のグッズもそうなんですが、
お店で「あ、これ日本のやつだ!」って思うことがほんとによくあります。

やっぱり日本のペット用品って、信頼されてるんだな〜としみじみ。

謎すぎる誕生!? 赤ちゃんプラティが現れた日

ペットショップで赤ちゃんプラティを見て「かわいい〜!」と癒されたその日。
家に戻って、いつものように水槽をのぞいてみると――

なにかがモゾモゾと動いている……?
最初は「貝かな?」と思いました。
でも、じーっと観察してみると、

見覚えのない小さな魚が、隠れ家の奥にいる!

隠れる赤ちゃんプラティ

目を凝らしてよく見ると、
なんと――赤ちゃんプラティ!!

えっ!?
でもこの水槽、オレンジ色のメスのプラティしかいないはずなんですけど……!?

まさかの性転換で出産?

さらに驚いたのが――
その赤ちゃんの体色が、グレーだったこと。

「え、誰の子?」
「オレンジのメスしかいなかったよね……?」

そう、この水槽は完全に“メス専用”として管理していたはずなのです。

……が、そういえば少し前に、メスからオスへ性転換したプラティが1匹いたのを思い出しました。

どうやらその子がハーレム状態になり、短期間で妊娠させてしまったようで、
おそらくメスのうちの1匹がひっそりと出産したものと思われます。(他にも何匹か生まれていたかもしれませんが、食べられてしまった可能性も…)

隠れて生き延びた小さな命

この赤ちゃん、グレーの体色で、めちゃくちゃ小さい。

よく見たら、すでに数日は経ってそうなサイズ感で、
「この狭い水槽で今まで生き延びてたの!?」と、心の中で拍手。

プラティって、わりとなんでも食べちゃうタイプで、
自分の子どもすらパクッといっちゃうことがあるんですよね。油断ならない。

そんな中、この子はなかなかのサバイバルスキルをお持ちだったようで、
フィルターの裏・飾りのすき間・水草の影など、水槽の死角をフル活用して生き延びていた模様です。

観察していると、他のプラティがいないスキを狙って、
ひょいっと遠出しては、誰かに見つかるとダッシュで逃げる……という冒険ルーティン。

どの子がママなのかは、結局今もナゾのままなのですが、
この赤ちゃん、運も実力も兼ね備えた“選ばれしプラティ”であることは間違いなさそうです。

で、そんな生存者に敬意を表して、
久しぶりに赤ちゃん用のエサ(パウダータイプのブラインシュリンプ)をせっせと投入中。

ただこれ、めちゃくちゃ軽くて沈まない!!
仕方がないので、スポイトで空気を送って沈めるという地味作業をしています。
(でもそれっぽく沈んだと思ったら、ふわ〜っとまた浮いてくる。シュールw)

さいごに

まさかの尻尾再生に、
まさかの性転換からの妊娠・出産(たぶん)――

たかが水槽、されど水槽。
毎日見ているはずなのに、見逃していること、知らないこと、意外と多い!

それにしても、
赤ちゃんプラティがグレーだったときの衝撃といったらもう……
DNA鑑定に出そうかな?って感じです(笑)

いつの間にか性別を変えて妊娠させちゃう魚もすごいし、
ちぎれた尻尾が再生しちゃうのも、ほんとにすごい。

今日も我が家の小さな水槽では、
静かに、でも力強く命が動いているんだなぁと、しみじみ思います。

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