この記事では、中国に渡ったプバオの近況と、韓国・エバーランドに残る双子パンダ「ルイバオ」「フイバオ」の成長記録をお届けします。
なかなか現地に行けない方にも、パンダファミリーの“今”を感じてもらえるよう、定期的に綴っていく記録のひとつです。
プバオの今:中国で4歳の誕生日を迎える
2024年春、韓国・エバーランドで多くの人に愛されていたジャイアントパンダ「プバオ(福宝)」が、中国・四川省へと旅立ちました。
赤ちゃんの頃から見守られてきたプバオ。
その無邪気で愛らしい姿は、今も多くのファンにとって特別な存在です。
現在のプバオは、臥龍中華大熊猫苑という自然豊かな保護施設で穏やかに暮らしています。
一時期は体調を崩し、約4ヶ月間非公開となっていましたが、最近になって再び元気な姿が公開され、ひと安心。
落ち着いた表情や、のんびりと竹をかじる姿は、まるでお姉さんになったよう。
母・アイバオにますます似てきたようにも見えます。
中国で迎えた4歳の誕生日
プバオは2024年7月、中国で4歳の誕生日を迎えました。
これを記念して、エバーランド公式からは赤ちゃん時代の映像をまとめた動画が公開され、パンダワールドでは飼育員さんが竹で作ったバースデーケーキを用意。現地を訪れたファンたちと一緒に、遠く離れたプバオの誕生日をお祝いしました。
📺 PPUPPA tv公式動画
▶︎ YouTube【Happy 4th Birthday, Fubao】
私が会えたのは寝ているときのプバオだけ…起きた姿も見てみたかったなぁ。
🐼 飼育員さんとの再会エピソード
さらに感動的だったのが、3か月ぶりに中国のプバオに会いに行った飼育員のおじいちゃん“カン・バオ”との再会。
📺 PPUPPA tv公式動画
▶︎ YouTube【動物園飼育員カン・バオ、フバオに会うために中国を訪問🐼】
久しぶりの再会にもかかわらず、なんと初日はプバオが全く近寄ってこなかったそうで…!
その“マイペースさ”と堂々とした雰囲気に、「さすがプバオ、大物だなぁ」と思わず笑ってしまいました(笑)
また、もう一人の“おじいちゃん”ことソン・バオも最近プバオと再会したようですが、そちらの映像は未公開。でも、どんな再会だったのか想像するだけでも心が温まります。
双子パンダの成長記録
プバオの旅立ちの後、エバーランドで注目されているのが、双子の姉妹パンダ「ルイバオ」と「フイバオ」。
彼女たちは、まさに“プバオのその後”をつないでいく存在として、多くの人に癒しと元気を与えています。

🐼 ルイバオ(姉)|慎重派のしっかり者
ルイバオは、プバオに続き自然繁殖で誕生した奇跡の命。
性格はとても慎重で、何事もまずは観察してから動くタイプです。
生まれた当初は、母・アイバオによく舐められていた影響で、うっすらと毛が茶色くなっていたのが印象的。
ベビー期はおっとりしていて、騒がしくすることもなく、落ち着いた空気をまとっている子です。
食べ物はにんじんとウォトウが好きで、ちょこちょこと少しずつ食べるスタイルは、父・ロバオ似かもしれません。
🐼 フイバオ(妹)|おてんばムードメーカー
フイバオは、元気いっぱいで何にでも興味を持つ、行動派タイプ。
体は姉より小さく生まれたけれど、持ち前の食欲と体力でどんどん成長し、一時はルイバオを超えるほどに。
いたずら好きで、高いところに登るのも得意。
飼育員さんにじゃれついたり、遊具で全力ではしゃいだりする姿は、まさに“ムードメーカー”そのものです。
好きな食べ物はタケノコとりんご。反対に、ウォトウは少し苦手。
ベビー期の双子を並べて見てみると、ルイが「静」、フイが「動」といった感じでよく動く子でした。
双子パンダの成長のようす(2025年春~夏)
生まれたばかりの頃は、体重わずか140gと180gだったフイバオとルイバオ。
それが、1年10ヵ月で60kg超えまでに成長!
パンダの成長の早さには本当に驚かされますね。
体の大きさだけでなく、日々の様子にも“お姉さんらしさ”がちらほら。
乳歯が抜けて永久歯が生えはじめ、竹や笹を上手にかじる姿も見られるようになりました。
母・アイバオからの授乳やミルクの量も徐々に減っていて、独立に向けた準備が着実に進んでいます。
また、春にはたけのこを楽しみ、夏は氷で涼み、秋は落ち葉の上でごろごろ。
冬には雪とじゃれ合い、四季を感じながらたくさんの“初めて”を経験しています。
性格の違いと日々のエピソード
最近では、双子たちの性格や行動にもそれぞれの個性がしっかり表れてきました。
🐼 ルイバオは…
🐼 フイバオは…
ふたりの取っ組み合いや、じゃれ合いながら遊ぶ様子は、ほんとうに癒されます♡
「今日はどんな風に過ごしてるのかな?」と、ついつい動画でチェックしてしまいます。
オススメ公式動画(Youtube)
双子もすくすく成長中。新しい一歩に向けて…
エバーランドに残った双子のルイバオとフイバオも、最近では“お姉さんらしさ”が出てきて、そろそろ「独立」という次のステップに進む時期が近づいてきました。
まだまだ母・アイバオと仲良くじゃれ合う姿も見られますが、少しずつ、それぞれのペースで「自分の時間」を持ち始めているように感じます。
そんなふうに双子の成長を見ていると、ふとプバオが“自立”していったあの頃のことを思い出します。
姉・プバオのときはどうだった?

ルイバオとフイバオの姉・プバオも、かつては母・アイバオとの“自立”に向けたステップをひとつひとつ経験してきました。
プバオの場合、生後26か月目から母親との分離訓練がスタート。
最初はほんの短時間だけ母親と離れて過ごすところから始まり、徐々にその時間を延ばしていきました。
やがて母と完全に別々の空間で過ごすようになり、その後2か月ほどで飼育員との接触も最小限に。
鉄格子越しのケアへと移行し、プバオはとても落ち着いた様子で“自立”を果たしました。
環境の変化にも柔軟に対応していて、もともとの適応力の高さが感じられた場面でもありました。
でも、一番寂しそうにしていたのは、母・アイバオ。
プバオに一晩会えなかった翌日、娘をぎゅっと抱きしめるアイバオの姿は、今でも忘れられません。
▶︎ YouTubeで見る(PPUPPA tv)
【家族を離れて自立する赤ちゃんパンダ】
さいごに
プバオが中国に旅立ち、エバーランドのパンダファミリーは次の世代へ。
アイドル的存在だったプバオの穴は大きいけれど、ルイバオとフイバオが元気に育っている姿を見ると、自然と気持ちがほぐれます。
私はルイ・フイ世代からのファンなので、プバオのことは主に動画で追っているくらい。
でも、飼育員さんたちの投稿をチェックしているうちに、いつの間にかパンダ知識がどんどん増えてきました(笑)
ちなみに、ずっと推しはママパンダのアイバオ。
育児に奮闘する姿は本当に尊敬してるし、お手本として参考にさせてもらっています。
さて、今年の家族旅行は──
当初は日本に行く予定だったんですが、最終的には私の希望が通って、エバーランドに決定〜!
家から2時間もかからない距離ですが、今回は2泊3日。
パンダ観覧は1日だけの予定とはいえ、本音は3日ともパンダだけ見ていたいくらい(笑)
また現地レポも書く予定なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
双子がママと一緒に過ごしている“今”は、かなり貴重なタイミングかも…!
