韓国でプロ野球観戦 キウム・ヒーローズ vs KTウィズ

野球観戦記 韓国で暮らす

エンジェルス・大谷翔平選手を推しに推している私の影響で、すっかり野球好きになった息子。生の野球を見るのも良いなと思い、家族で野球観戦に行くことにしました。

とは言え、夫は野球が好きというわけではないし、私はMLB(アメリカのプロ野球)ばかり見ているので、韓国国内のプロ野球に関しては何も分かりません。

折角の機会なので、韓国のプロ野球について知識を深めつつ、観戦レポートをお届けします。

韓国プロ野球の現状

韓国のプロ野球リーグ(KBO)は、1982年に発足しました。当初は6球団ではじまり、現在は、1リーグ制で10球団、本拠地は9ヶ所です。(2軍リーグは2リーグ制)

韓国では、ここ数年はサッカー(Kリーグ)人気に押されつつありますが、野球も人気のあるスポーツの1つです。やはり、スター選手(サッカーならソン・フンミン選手)がいるスポーツは人気がありますね。韓国野球もWBCが盛り上がっていれば、今年の国内リーグももっと人気が出ていたことでしょう。

それでは、実際にどんな球団があるのか見てみましょう。

現在のリーグ参加球団は10チーム

球団名本拠地昨年の順位
(2022)
斗山(トゥサン)ベアーズ
(Doosan Bears)
蚕室(チャムシル)野球場:ソウル9位
LGツインズ
(LG Twins)
蚕室(チャムシル)野球場:ソウル3位
キウム・ヒーローズ
(Kiwoom Heroes)
高尺(コチョク)スカイドーム
ソウル
2位
SSGランダース
(SSG Landers)
仁川(インチョン)SSGランダースフィールド
仁川
優勝
KTウィズ
(kt wiz)
水原KTウィズパーク
京畿道水原(スウォン)
4位
ハンファ・イーグルス
(Hanwha Eagles)
ハンファ生命イーグルスパーク
大田(テジョン)
10位
起亜(キア)タイガース
(Kia Tigers)
光州KIAチャンピオンズフィールド
光州(クァンジュ)
5位
サムスン・ライオンズ
(Samsung Lions)
大邱サムスン・ライオンズ・パーク
大邱(テグ)
7位
NCダイノス
(NC Dinos)
昌原NCパーク
慶尚南道昌原(チャンウォン)
6位
ロッテ・ジャイアンツ
(Lotte Giants)
社稷(サジク)野球場
釜山(プサン)
8位
韓国のプロ野球チーム

2015年から10球団になった韓国プロ野球、今年は4月1日に開幕しました。
4月~10月までの約6ヶ月間で、シーズンの順位を決めるために各チームが全144試合を戦います。

キウム・ヒーローズの本拠地、コチョク・スカイドーム

コチョクスカイドーム

高尺スカイドーム(コチョクスカイドーム/고척스카이돔)は、「キウム・ヒーローズ」のホームスタジアム。

最寄り駅は、地下鉄1号線の九一(クイル)駅から徒歩約5分の場所にあり、明洞辺りなら1時間弱で到着します。ソウルにはもう1つ「チャムシル野球場」があって、明洞から30分ほどの距離なので、観光で行かれる方はそちらの方が交通の便が良いかもしれませんね。

チケットは、試合開始の2時間前から、1階(屋外)にある券売所で購入できます。ネット予約もできますが、当日でも大丈夫ですよ。

コチョクスカイドーム

正面入り口に、キウムのグッズショップがありました。お店自体が小さくて息子が欲しがっていた人気商品(ピンクの応援バッド)は完売で残念〜。

コチョクスカイドーム

キーホルダーとかあまり売ってないでしょ?w
ユニフォームや帽子はありましたよ~

コチョクスカイドーム

高尺スカイドームは観覧席約16,700席とコンパクトなドーム球場で4階席までありますが、どこからも見やすかったですよ。
我が家は空いている場所を狙って、あえてホームのキウム側ではなくKT側(ビジター)の3階席にしたので、周囲はガラガラでした。外野席は数人しかいなかったような。

応援団長とチアガールと一緒に応援

コチョクスカイドーム

3階席から見た1階席w しっかり応援したい人はこの指定席がベスト!

韓国の野球観戦でいちばん驚いたのは、内野席の良い位置に専属の応援団長とチアガールがいたこと。日本だと応援席は外野ですよね。
韓国の応援は、応援団長がマイクで盛り上げながら、選手の応援歌に合わせてファンも合唱するというスタイルです。

日本の球場では見られない光景で、なかなか面白い。

大音量で音楽や団長の声が流れるので、落ち着いて観戦したい方は他の席をオススメします。あのマイクでの応援って、選手の集中力の妨げにはならないの?って思うほどでした。

唯一のお目当て、イ・ジョンフはケガで不在

キウム・ヒーローズには、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で活躍した韓国代表のイ・ジョンフ(이정후)選手が在籍しています。

イ・ジョンフ選手は日本の名古屋で生まれ。父は、元プロ野球選手のイ・ジョンボム氏(中日ドラゴンズ)で、背番号は「51」、ヒット量産、、2021、22年は、首位打者に輝いています。

そんなイ・ジョンフ選手は、「韓国のイチロー」と言われているとか。
成績も顔もスタイルも、そして性格まで良いとのこと。インタビューを聞いている限り、野球に熱心で真面目な人なんだろうなと思いました。「キウム一筋7年」というところも好感が持てます。

来期はメジャーリーグ進出濃厚なので、生でイ・ジョンフを見る機会は今しかない!と意気込んで調べたところ、左足首手術で全治3か月だそうで今季絶望。。でも、もしメジャーに行って1軍でプレーすることになれば、MLBが大好きな私としては、また1つ楽しみが増えますねw

観光でも野球観戦はオススメ

初めての韓国での野球観戦でしたが、とても楽しかったです。
応援していた強いはずのKTは、キウムに負けてしまいましたが、それでも雰囲気を楽しめて大満足!

また、野球場では色々な韓国グルメを楽しめますし、ドーム内に色々な施設があるようで、夫と息子は途中で図書館に行っていましたw

野球は若者にはあまり支持されていないと聞いていたのですが、実際は若いカップルや女性が多かったです。

満席には程遠いデーゲームでしたが、応援ブース近くには熱心に応援するファンがたくさんいましたし、女性アイドルが始球式をしたり1曲歌ったり、その他もファンも楽しめるイベントタイムもあったりと盛りだくさん。

観光でも、当日券は簡単に購入できますので、野球が好きな方や韓国の雰囲気を楽しみたい方は、ぜひ一度行かれることをお勧めします!

あ、チケット代も日本ほど高くなく、私たちの席(内野3階)は1800円くらいでした。

もうすぐシーズン終了ということで、我が家はもう1試合、仁川が本拠地の「SSGランダース」の試合を観に行く予定。

SSGは昨年は優勝しましたが、今年は現在6位とちょっと微妙な成績なので、しっかり応援してきます!

韓国野球ユニフォーム展示

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