息子が小学校に入学して100日が経ちました。
担任の先生から写真が届き、そこには、ホールケーキとプレゼントを囲む子どもたち・・。そんな大事な日だったとは!
私は100日目を気にせず生活していますが、韓国には、「〇〇して100日記念」がいくつかあり、スマホには「D‐day(D+数字、D‐数字)」が表示され、〇〇して何日目をいつも気にしています。
「〇〇して100日」を大切にする韓国
韓国では、子どもやカップルのための記念日やイベントが沢山ありますが、100日(백일・ペギル)は特に大事な記念日。
100には、「完全・成熟」という意味があり、韓国の人にとって昔から大切にされている数字です。
백일잔치(ペギルチャンチ)は、日本の100日祝いのように生後100日目に行われるお祝い。
100日は家族だけでお祝いしますが、満1歳の돌잔치(トルチャンチ)は、結婚式のように専門の式場やレストランを貸し切りにしたりして盛大に祝う家庭が多くあります。
また、韓国人カップルの最大イベントは、付き合って100日目の「100日記念日」。
1ヵ月単位の記念日よりも100日!そして、200、300日へと続いていきます。
一般的に韓国女性はサプライズを期待するので、男性はあれこれ悩みながらプレゼントやイベントを考えることに。韓国人男性の熱がスゴイ。。
花束のプレゼントは必須ですよね~。自動販売機で花束が売っているほど記念日には欠かせないもの。
街でもお花を持ってデートするカップルをよく見かけます。
カップルには他にも、22日記念日、49日記念日、毎月14日の「○○デー」もあるし、それに加え、誕生日、クリスマスなどイベントだらけw 高校生くらいまではこうした記念日をイベント的に楽しむようです。
カップルだけでなく家族でもこうした記念日があり、楽しいこと大好き!集まるの大好き!な韓国らしい文化と言えます。
LINEでDday設定をしてみよう!
韓国ではカカオトーク、日本ではLINEが有名ですね。
LINEのプロフィール画面でも、日付をカウントダウン、カウントアップできる、「Dday」設定があるので、ぜひトライしてみてください。
LINEのプロフィール画面に「〇〇して何日」を載せる方法
子どもがいる人は、「生まれて+〇〇日」、恋人なら「付き合って+〇〇日」が多いかな~。
韓国の5月は「家庭の月」
韓国の5月は、「家庭の月(가정의달)」と言われ、家族と祝う記念日がいっぱい。
結婚して子どもが生まれて初めて大変さを知ることに・・。独身でも社会人なら(稼いでいるので)負担が・・。
日頃の感謝の気持ちを伝えられるステキなイベントたちですが、大きな出費が重なり、大変な月でもあります。
子どもの日は、おもちゃを買ったり遊園地に行ったり。父母の日は、両親のために美味しい食事と現金を贈る・・が定番でしょうか。
金額が可愛くなくて、、私の周囲でよく聞くのは、オボイナル(両親の日)は両親に3~5万円づつ・・が多かったような。10万円包む人もいたし、旅行に連れて行ってあげるという話もよく聞きます。
重要な記念日ではあるけれど、加えて、誕生日、チュソク(お盆)、ソルラル(お正月)などなど、現金はいくらあっても足りないほど消えていきますね~。
もらって嬉しいのは「現金」
プレゼントは物で良いのでは?と思っていましたが、韓国でいちばん喜ばれるのは、「現金」。
気持ちも大事だけど、やっぱり「現金」。商品券など、実用的なものが最高!ということです。
花束の花の部分をお札にした「お札の花束」も人気ですが、品がない・・と感じのは私が日本人だからでしょうか(苦笑)
初々しかった結婚当初に義父へ誕生日プレゼントを贈ったときのエビソードをひとつ。
誕生日会の席でプレゼントを渡すと、義父から、「似てるものがあるから、次からは現金がいい」とハッキリ言われてすごくショックだったという思い出が。
一所懸命包装した包みはビリビリに破かれ(これも海外では普通だけど)、そんなお言葉まで頂くとは。
文化の違いとはいえ、贈り物を選んだ私の労力と気持ちが報われないw
あの頃は泣いて悩んだりしましたが、今となっては、プレゼント選びの方が大変なので現金ならその方が楽かもと思えるようになりました。本人が欲しいものを贈ることが一番ですから、私のエゴだったかなと。
ストレートな言い方にショックを受けたりしますが、韓国ではごく一般的なので文化の違いと受け取るのが最善だと思います。
親世代には現金ですが、私たち世代や若い子たちは、スマホで気軽に贈れるe-クーポンが多いかも。
夫の誕生日には、友人たちからスタバやケーキ、ピザやチキン等のクーポンが届きます。
また、品物を贈るときには、たいてい領収書(引換券的な)も一緒に渡します。
本人が気に入らない場合やサイズが合わないときのための気遣いですね。これも韓国っぽいなと思います。
小学校で通学100日を祝う
モザイクだらけの写真でスミマセンw
先日、息子が3月に小学校に入学して100日目を迎え、教室で校長先生も一緒にお祝いしてくださったとのこと。
小さい学校だから可能なのかもしれませんが、韓国で100日って特別なんだなと思いました。
1ヵ月単位なら分かるけど、私なんて全く気にもしてなかったw
朝からケーキを食べて、プレゼントでお菓子やジュースをもらって上機嫌な息子。(お菓子やめて~by母)
先生からは、
「1年生が入学して100日になりました。子どもたちを抱きしめながらおめでとうと言ってあげてください」とのメッセージ。
ぼく、たくましくなったよ!
息子の頭の飾りには、「100日経ってたくましくなった」と書いてあるので、きっとそうなんでしょうw
毎日登校できるかを心配していた入学前を思えば、しっかり成長してくれました。
さいごに
おはようのメッセージから始まって、「今日の体調は?」「学校は楽しい?」「仕事は?」「ご飯はちゃんと食べた?」など、日常のとても些細なことにも関心を持ち、何かあったときはお互いに励まし合う。
気持ちは言葉にすると伝わりやすく、嬉しいものです。
人と密に繋がっているので、韓国ではお祝い事やイベントが多いのかもしれません。
今回は、韓国の記念日や100日記念についてお話しました。
行き過ぎた贈り物は負担になってしまいますが、素直な言葉やプレゼントで幸せを分け合うのは日常を彩るエッセンスになるかもしれませんね!